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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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かきつばた行って
花しょうぶ行ったら
 
やはり、最後は、花かつみでしょう。
 
この花かつみ、幻の花と呼ばれているんです。
そんな幻の花が
なぜかわが町にあるんですよ。
先日、草木にある「花かつみ園」に行ってきました。
 
室町時代に島根県から阿久比町に移植されたと伝えられています。
 
また、桶狭間の合戦に際し徳川家康の武運を願い
生母の於大の方が「花かつみ」の「勝つ」に縁起をかついで
仏前に捧げたというお話もあります。
 
実はこの於大の方、知多半島出身なんです。
東浦町に生まれ、三河の松平家に嫁ぎ
家康を生んだのち、離縁させられ
その後、阿久比町の久松家に再嫁したという
まあ、政争に巻き込まれて人生めちゃくちゃになった女人です。
 
その後、この花かつみ
尾張藩十四代藩主徳川慶勝に切り花として献上され
門外不出の「お止め花」になったそうです。
 
「勝つ」だの、「お止め花」だのと希少価値が出てくると
え?なに、それ?と注目されるのは世の習い・・・
大正時代に盗掘が相次ぎ、絶滅しかけました。
 
そこで、草木の俳人があちこち探し回って
やっと自生の一株を見つけ出し増やしたといわれています。
 
実を言いますと
この花かつみ、諸説紛々で
阿久比町では、ノハナショウブのことを言います。
 
ぱっと見、かきつばたみたいですが
あそこ、あそこ、例の花弁の根元を見てください。
黄色の模様がありますよね。
2011hanakatumi1.jpg2011hanakatumi2.jpg 







かの松尾芭蕉が
かつみ刈るころも、やや近こうなれば
いずれの草を、花かつみとは言うぞと
人々に尋ねはべれども更に知る人なし
沼を尋ね、人に問ひ
かつみかつみと尋ねあるきて、日は山の端にかかりぬ
 
と探しまわった挙句、見つからなかったという幻の花
花かつみですが
 
万葉集にも、1首、歌が残されています。
 
またもや、あの男がらみです、あの色男・・・
 
中臣女郎(なかとみのいらつめ)が大伴家持に贈った歌
 
をみなへし 佐紀澤に生ふる花かつみ 
かつても知らぬ恋もするかも
 
まぁ、熱烈・・・
 
そんな熱烈な花かつみ2500株が咲き誇る
花かつみ園は、デンソー阿久比工場のすぐ近くにあります。
19日(日)まで。
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