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青春18きっぷで京都に行ってきました
今年最初の京都
まさに私の今年の京都の歩き方を絵に描いたような旅でした
京都文化博物館(通称ぶんぱく)の
「京(みやこ)を描く~洛中洛外図の時代~」
かなりまとまった数の洛中洛外図屏風が集められていて
そのあまりの多さに
私、迷子になりそうでした
もちろんすべてが原本ではなく、一部レプリカもありましたが
上杉本、舟木本、歴博甲本、歴博乙本・・・はじめ
戦国時代から江戸時代を通じて一双の屏風に描き続けられた洛中洛外図
私、時を忘れて
その洛中洛外図の中に入り込んでしまいました
洛中洛外図屏風が現れたのは
応仁・文明の乱が収束した頃で
力をつけてきた戦国武将たちが
京都の町を把握したいという気持ちから作られたものなんです
そこには有名な寺社や城などが描かれていて
絢爛豪華な京都マップみたいに見えますが
よ~く見ると
政治的な意図がしっかり描きこまれ
ある目的をもって絵師に屏風を発注したことがわかります
中には有力武将たちの邸宅が描きこまれているものもあって
これはもう単なる寺社マップではないな・・・と思わせるものもありました
それと見ていて面白かったのは
時代とともに町を歩いている人たちのファッションや持ち物が
なにげに変遷しているさまや
江戸時代になると商店に看板がつけられ始めるんです
さらに店の屋号やシンボルのようなものを染め上げた暖簾もかけられ
町にマーク・シンボル・ロゴタイプがあふれ意匠化されていくさまが
きちんと描かれていて
後世の人間から見ると
これは歴史的資料でもあるんですよね
細かい絵ではありますが
逆に細かいがゆえに
その屏風の喧騒の中に入り込んでしまって
しかもちょっと迷子になってしまいそうになって
なんと4時間もぶんぱくをふらふら歩き回ってしまいました
4時間・・・
ちょっと不思議な世界を体験することができました
今日の洛中洛外図屏風を見て
次回からの京都
ちょっと歩き方が変わるかもしれません
さらに京都の旅が楽しくなりそうです
図録を買ってきたので
とりあえず
明日からルーペ片手に図録の洛中洛外図を歩いてみようと思います
4月12日まで
京都府京都文化博物館
・・・・・・・・・・続く
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