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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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安部龍太郎さんの「等伯」上巻を読み終え

一気呵成に下巻まで・・・のはずなんですが


 

この下巻が、なかなか借りられない

 

悶々と図書館からの連絡を待つ今日この頃です

 

等伯とは、あの長谷川等伯のこと

桃山時代を代表する絵師です

 

草稿ともいわれる「松林図屏風」はあまりにも有名です

 

私は去年、名古屋ボストン美術館で「龍虎図屏風」を見ました

 

下巻を待つ間

仕方なく

石川県七尾市出身の等伯が

どういうルートで上洛したのか・・・グーグルマップで辿ってみたり

等伯の作品を見ることができるお寺をめぐるルートを作ってみたりしながら

等伯気分を盛り上げていたところ

 

なんと先日・・・

 

石川県輪島市内の聖光寺で十六羅漢図が発見されたというニュースを見ました

 

等伯は七尾市霊泉寺の十六羅漢図を描いたとき

どうもこの聖光寺の十六羅漢図を手本にしたようで

構図などもよく似ているそうです

 

七尾市では

等伯の没後400年の2010年から
「長谷川等伯ふるさと調査」がスタート

 

京都に出てくる前の

謎の多い能登時代の等伯の実像が少しずつ見えてきました

 

下積み生活を経て

33歳で上洛

そしてたった一代であの狩野派と肩を並べる絵師へ

 

狩野永徳との凄まじいライバル対決が描かれている下巻が待ち遠しいです

 

地元の七尾市では・・・

 

「長谷川等伯」展が来月から開催されます@石川県七尾美術館



今回は、京都の大徳寺と等伯に焦点を当てた

作品が集められています

 

大徳寺の等伯作品

実はなかなか見ることができないんです

心惹かれる等伯展です




七尾市には「とうはくん」というゆるキャラもいるらしいですね



おいしい寿司を食べがてら

ちょっと行ってみたい七尾市です





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先週の古寺名刹こころの百景

大阪市平野区にある「大念佛寺」でした

 

初めて聞くお寺でした

融通念佛宗総本山だそうです

 

開祖は良忍上人

 

お寺の名前は初めてでしたが

この良忍上人の名は

以前、大原の里で知りました

 

あの天台声明の根本道場、来迎院を建立した僧侶です

 

12歳で比叡山に登り

21歳ですでに学問僧を教導する講主に任じられたものの

 

当時の比叡山の修行に疑問を抱いた良忍上人

 

大原の里に下り

 

ここで1日六万遍の念仏を唱え

法華経書写に励んでいたところ

 

阿弥陀如来が現れ融通念仏の法門を授与されました

 

「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 

是名他力往生 十界一念 融通念仏 億百万遍 功徳円満」

 

実は、この良忍上人

知多半島の出身なんです

 

知多郡富田郷、現在の東海市富木島町です

 

富田公民館の隣に宝珠寺というお寺がありまして・・・


 


毎年、大府の長草天神社で行われるどぶろく祭りに行くバスの車窓から

この宝珠寺の看板が見えるんです

 

在原業平ゆかりのお寺・・・とその看板に書いてありまして

非常に気になっていました

 

そのお寺の境内に

良忍上人生誕の地の石碑が立っています

 


え?なりひらさんは?

 

話がごちゃごちゃになってしまいそうなので

今回はなりひらさんのことは最小限に留めておきますが

 

この辺りには在原業平伝説があるんです

 

このお寺から少し離れたところに業平塚があって

 

良忍上人の父上はこの業平塚の脇に

開基を在原業平とするお寺(宝珠寺)を復興しました



ちなみに現在の宝珠寺は

良忍上人の生誕地である富田城跡に移転されたもの

 

お父さんは息子の良忍上人に感化され修行に励んだそうです

 

そして融通念仏宗の「「一人一切人 一切人一人~」

ひとりは皆のために、皆はひとりのために・・・という教えは

今もこの地に残っていて

地元の小・中学校では

毎年3月1日に「良忍上人誕生祭」が開かれているとのことですが

 

富木島町にお住まいの方~

この誕生祭のこと、教えてくださいませ

 

お寺から少し離れたところに正法塚があります

良忍上人の御廟です


 


話は大阪の大念佛寺に戻って・・・

 

毎年5月1日~5日に行われる万部おねり

そして5月16日に行われる百万遍会(大数珠くり)



番組内で紹介されていましたが

とてもありがたいお祭りで

ぜひ一度体験したいです

 

郷土の大スターです、良忍上人・・・



ちなみに宝珠寺の観音堂の聖観音像

なかなかお綺麗でした





格天井の板絵も美しいです






今年の正倉院展の日程が発表されましたね

 

第65回正倉院展@奈良国立博物館

10月26日~11月11日の17日間です

 

私、正倉院の宝物は

印刷物でしか見たことがないんです

 

どれだけ印刷技術が進歩しても

印刷ではどうしても出ない色とかありますので

ぜひ実物が見たいのですが

なかなか・・・タイミングが合いません

 

注目は漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)

金箔を貼った蓮の花びらが豪華な仏具です


 

お香を焚く際の台座ですね

可愛い~♪

 

今年は聖武天皇の遺愛品が数多く展示されるそうです

 

私は螺鈿細工が好きで・・・


あの素晴らしい平螺鈿背円鏡、出ます、しかも3種類




 

鎌倉時代に窃盗にあい

犯人は捕まりましたが、鏡は破壊されていました

 

回収した破片に新たに螺鈿や琥珀を補って再現されました

 

その破壊されたもの、保存のいいもの、明治時代に修復されたもの

その3種類が展示されるようです

 

古代の遺品というと

ほとんどは地中から発掘されたものですが

正倉院の宝物は

宝庫に収められて1200年以上伝世してきたもの

 

出土品ではないというところがスゴイですよね

 

保存状態もよく

今も輝きを放っているのは驚きに値します

 

平家の南都焼き討ち、三好・松永合戦で大仏殿は焼けましたが

正倉院は残っています

 

先日、去年の正倉院展の目玉だった

瑠璃坏(るりのつき)を消しゴムで彫りました


 


ガラスの表面に

さらに22個のガラスの輪っかが貼り付けられています

エキゾチックなコバルトブルーが素敵ですね

 

今見てもモダンだわ

ただ今、わが家には瑠璃坏グッズが増殖中です


次はどの宝物を彫ろうかしらん




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