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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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先週、BSで「五月の恋」という台湾映画を見ました。台湾のロックバンド「五月天(メイデイ)」が出てる映画、陳柏霖(チェン・ボーリン)が出てる映画、くらいの知識しかなかったのですが、なかなか楽しめました。私、五月天も好きですし、ボーリンも好きなので。
 
ボーリン演じるアレイは五月天のギタリスト石頭の弟くん、何をやっても中途半端な若者、彼は五月天のサイトの管理をまかされていて、そのサイトに送られてきた中国ハルビンの五月天ファンの女の子のメールに「自分は阿信(五月天のボーカリスト)だ」と嘘ついてメールのやりとりを続けます。彼女は京劇の公演で台北に来ることになり、「五月の雪」という花を見たいとアレイにお願いします。結局、アレイの嘘はばれてしまいましたが、この2人の間に恋が芽生えるというストーリーなのですが、私の中でいくつかの台湾キーワードがぱちんぱちんと弾けました。
 
まずはハルビンの彼女が見たいと言った「五月の雪」という花。これは油桐花という白い花で5月に咲いて、その花が散る様がまるで雪のようで「五月の雪」と呼ばれているらしい。実は、私、台湾に友人がいまして、彼(陳さん)は両親が初めて台湾旅行をしたときにお世話になった方なのですが、私が両親に代わってお礼のメールをして以来、メールのやりとりが始まり、その後、私は台湾を訪れたとき彼のご家族にも会い、なんとお宅にまでお邪魔してしまいました。その彼にもらった台湾語のCDの中にこの油桐花の歌があって、母は一度この花が見たいと彼にお願いしたところ、その花は5月の花だから、5月に台湾に来てください、と言われました。母の夢見る油桐花を私はこの映画の中で見たのです。私も母同様、「五月の雪」が散る様を見たいと思いました。油桐花の時期(4月中旬から5月上旬)、北台湾各地では盛大な花祭りが催されるそうです。http://www.hakka.gov.tw/mp.asp?mp=104
 
2つ目のキーワードは台湾鉄道。この「五月の雪」を見に行った場所というのが苗栗県の三義という町でした。鉄道オタクの宮脇俊三さんの著書「台湾鉄路千公里」で三義という駅を探しました。彼はこの駅はさっさと通過していました・・・。私は一度だけ台湾鉄道に乗ったことがあります。九イ分(ジゥフェン)に行きたくて、しかも鉄道で行きたくて、観光バスで行くオプショナルツアーをパスして、台北駅から瑞芳(ルイファン)駅まで電車に乗り、瑞芳から路線バスで九イ分に行きました、2年ほど前のこと。
ruifan.jpg







瑞芳駅前

帰りは路線バスで基隆(キールン)に行き、基隆駅から台北駅まで再び台湾鉄道に乗って戻ってきました。この映画を見て、駅の窓口でよれよれな中国語で切符を買い、わけわかんないまま路線バスに乗り、という珍道中を思い出しました。
jirun2.jpg







昼間もやってる基隆夜市

久し振りに五月天の「時光機(タイムマシン)」というアルバムを引っ張り出して聴いています。台湾の町は初めてなのになぜか懐かしいっていう感じがするんですよね。まるで時光機でちょっと前の日本に戻ったような感覚・・・。
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