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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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今日の朝日新聞土曜版be「探訪 古き仏たち」は
私の大好きな
伝橘夫人念持仏・阿弥陀三尊でした
 
橘夫人とは、橘三千代さんのこと
 
藤原不比等の奥さまで
聖武天皇の后、光明子の母上です
 
熱心な崇仏家でした
毎日、この阿弥陀三尊に手を合わせていたんでしょう
 
橘夫人の念持仏
たぶん、娘の光明子も隣で一緒に手を合わせていたかもしれない念持仏
 
私も念持仏を持っていますが
 
ときに弱音を吐いたり
楽しいこと、うれしいこと、悲しいこと、辛いことを報告したり・・・

奈良や京都のお堂で手を合わせるときとは違う種類のことをお願いします
 
持ち主の祈りとか想いとかが深く刻まれているプライベートな仏さまですから・・・
 
しかも藤原不比等の奥さまですから・・・
かなり重いです
 
asahibe201368tatibana.jpg中尊の阿弥陀如来坐像は34cm
左右の両脇侍は28cmという
小ぶりの三尊で
木造のお厨子の中に安置されています
 



重いものを背負っていらっしゃる仏さまなんでしょうが
何から何まで、オシャレ・・・なんです
 
螺髪というとぶつぶつしたパンチパーマを思い浮かべますが
 
こちらの阿弥陀さんの螺髪は
渦巻き状のお線香みたいなんです
 
そして蓮池からすくすくと伸びた茎に開き始めた蓮華座を作り
その上に三尊を載せるという奇跡の発想
 
その伸びた茎も真っ直ぐではなく
ちょっとクネクネしていまして
そこらあたりの造形にノックアウトされました
 
どこのどなたが造ったんでしょうか?
 
いずれにしてもこの三尊を念持仏にした橘夫人
当時、最先端の女性だったことは確かです
 
東京国立博物館の「阿修羅展」で初めてこの念持仏にお会いしてから
私、橘夫人のフォロワーです


 
 
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