消える京都の近代建築

東海道五十三次の西の起点として

かつて大いに賑わった京都三条大橋

 

その三条大橋から延びる三条通は

当時は京都の中心街でした

が、なにしろ狭いんですよ、この通り

ということで再開発が遅々として進まず・・・

 

おかげで明治や大正期に建てられた建造物がいまも残されている

いわば近代建築の宝庫でもあります

 

繁華街でもありますし

まあ、いつでも行けるわ、なんて後まわしになっていましたが

ぼやぼやしているとなくなってしまうかも・・・

「新風館」建て替えのニュースを読んで、ちょっとあせっています

 

現在、商業施設として使われている「新風館」は

かつては京都中央電話局でした

１９２６年（大正１５年）竣工

 

設計は吉田鉄郎氏

 

吉田鉄郎氏といえば逓信建築の先駆者のひとりで

東京中央郵便局や大阪中央郵便局が有名です

 

東京中央郵便局は取り壊され一部保存

大阪中央郵便局は、先日、大阪に行った折、チェックしてきましたが

すでに取り壊されたあとでした・・・

 

この新風館ですが

どうも高級ホテルを誘致して複合商業施設に建て替える計画だそうです

 

上層階がホテルで下層階を商業施設とし

大正レトロの建造物は大半を残す予定らしいのですが

どんなホテルになるんでしょうか？

 

２０１９年中に開業予定らしいので

今年中に見ておかないといけませんね

 

いつまでもあると思うな近代建築（字余り・・・）