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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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今年の夏は気象庁が統計を開始した1898年以降
113年間で最も暑かったとのこと。
いやもう、京都もハンパなく暑かったです。
 
大原野神社でいきなり偽のなりひらさんに遭遇しましたが
まだまだ、なりひらさんの追っかけは続きます。
 
南春日町から灰方(はいかた)なんて歩いても大したことないんですが
ちょうど阪急東向日行きのバスが来たことですし
ほんの3分の道のりですが乗りました。灰方12:08着。
 
予定では灰方で12:35分発の善峰寺行きのバスに乗り換えるつもりでしたが
27分の待ち、さすがに時間のロスなので
小塩(こしお)にある十輪寺まで歩きました。12:30着。
 
道中、いや~な予感がしました。
小塩山の中腹あたりにお寺が見えました。
 
えっ、まさかあれが善峯寺(よしみねでら)じゃないよね。
 
十輪寺のお庫裏さんに聞きました。
「ここから善峯寺までどのくらいありますか?」
「距離は1.7kmくらいなんですが勾配があるんです、あの山の中腹あたり」と
はんなり京都弁。
やっぱり、そうか、あれが善峯寺か・・・。
「では善峯寺に行ってから後で寄ります」とお庫裏さんに約束して
小塩12:42発、善峯寺行きのバスに乗りました。ぎりぎりセーフ。
灰方で乗り換える予定だったバスです。
 
細い山道をくねくね登っていきます。
見通しが悪いので、バスは運転手さん+助手です。
で、お客は私ひとり・・・。
12:47に善峯寺着。
バスで登って正解。
実はここからが荒行でした・・・。
 
yosimineiriguti.jpg善峯寺のバス停を降りてから、延々、山を登りました。
もう部活の合宿のようで
途中で足はつるし
ひょっとしてこのまま行き倒れるかもしれないと
ちょいと生命の危険すら感じました。
もし十輪寺から善峯寺まで歩いた揚句に
この善峯寺への登りを歩いていたら・・・
たぶん、いや間違いなく倒れていたと思います。
真夏に歩くコースではありませんでした。
 
yosiminehigasimon.jpgやっと善峯寺の東門が見えてきました。
ここを抜けると
運慶作の金剛力士らが守る山門があるのですが
意識朦朧としていて
撮影なんかできる状態ではなく
拝観料を払うと
そのまま本堂前の休憩所に倒れこんでしまいました。
 


善峯寺の境内(3万坪)は山の斜面を生かした回遊式
つまり境内をぐるりとまわるということはさらに山登りをするということで・・・。
えぇぇぇ、まだ登るのぉ?
 
yosiminematu.jpg重い足をひきずりながら
観音堂(本堂)で手を合わせ
よろよろと登り始めました。

このお寺の見どころは
天然記念物の「遊龍の松」です。
樹齢600年の五葉松、40m以上はあると思います。

iPodでまるで龍のような日本一長~い松を撮影してきました。
足がつっていて、よろよろしていますので・・・そこのところ、よろしくです。
 
yosimineitibo.jpg遊龍の松がきれたあたりから
京都市内が一望できます。

ああ、こんな高いところまで来てしまったんだ・・・。
 



そこからさらによろよろと上をめざしました。
すいません、よれよれ状態なので撮影ができませんでした。
 
そして、よれよれ状態で下ってきました・・・。
1時間くらいかかりました。14時。
 
JR向日町行きのバスは15:03発しかありません。
まあ、下りならなんとかなるだろうと、よろよろと十輪寺めざして歩きました。
下りは下りで、結構、大変です。
這うようにして十輪寺へ。
 
「よう歩いてきたねぇ」と十輪寺のお庫裏さん、びっくりしていました。
 
jurinjisanmon.jpg十輪寺は
別名業平寺と呼ばれています。





narihirahaka.jpgこのお寺にはなりひらさんのお墓があります。
塩焼きの風jurinjisiogama.jpg流を楽しんだと伝えられる
塩竈(しおがま)もあります。
 






jurinjitakaroka.jpg本堂でお参りしたあと、高廊下でしばし休憩。
足投げ出して、お庭見ながら、休憩。
表の庭にはなりひらもみじ。
裏の箱庭は「三方普感の庭」と呼ばれているそうです。
sanpohukanniwa.jpg向かって右側の業平御殿から見る庭
向かって左側の高廊下から見る庭
私が見ているのはお茶室からの庭です。
 



十輪寺でしっかり休憩した後
小塩のバス停から15:08発のバスに乗って、JR向日町駅へ。

大きな地図で見る
 
帰りは向日町→野洲→米原→名古屋と乗り継いで帰宅。
 
ああ、疲れました。
JRの乗り継ぎはとても楽しかったんです。
ただ、この113年ぶりという異常に暑い夏に
お寺めぐりをしたのは無謀でした・・・。
 
kosionosato.jpgしかし
小塩の里には
赤とんぼが
いっぱい飛んでいました。


なりひらさんもこんな風景を見ていたんでしょうか?


青春18きっぷの旅~京都・大原野編その1


 
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この猛暑の中
青春18きっぷで、京都・大原野に行ってきました。
過酷な旅でした・・・。青春は甘くない・・・。
 
新幹線に乗れば、名古屋→京都は
今日日、35分くらいで着いちゃうんですが
今日は、金山→米原→京都→向日町と乗り継いで2時間47分の旅です。
車窓からではありますが
尾張、美濃、近江から京への道中をゆっくり楽しんできました。
 
今回は、京都を通り越して、向日町へ。
 
JR向日町に9:54着。
ここから阪急東向日駅まで徒歩7分。
駅前から10:36発
阪急バス「南春日町行き」に乗りました。
 
jinjahenomiti.jpg終点の南春日町で降りて
小塩山の方に向かって歩いていると
自転車のお兄ちゃんに軽~く抜かされました。
このお兄ちゃんがめざしているのも
大原野神社です。
 


桓武天皇が平城京から長岡京に遷都したとき
藤原氏が春日大社を勧請したのが大原野神社です。
 
なりひらさん(在原業平)の元カノ、藤原高子(たかいこ)さんが
まだ東宮の御息所(みやすどころ)であったころ
この神社に参詣された折
なりひらさんが高子さんに捧げた歌があります。
 
大原や小塩の山もけふこそは神代のことも思ひ出づらめ
 
下の句の「神代のこと~」は表向き
この神社を護っている藤原氏の祖先神のことをさしていますが
実は「神代のこと」は
かつての熱烈な恋の思い出をかけており
高子さんに「私はあなたのことを少しも忘れていませんよ」と
訴えた歌でもありました。なりひらさん、52歳。
 
たぶん、高子さん、車の御簾の向こうでぐらっときたと思います。
 
oharanojija.jpgそんなロマンチoharanotagarisai.jpgックな大原野神社に着きました。
なんでも9月12日
神社の御田刈祭があるらしく
奉納相撲と
ナイトコンサートが
あるようです。
 


oharanosinden.jpg先ほど、自転車で私を追いぬいたお兄ちゃんが
先に参拝していました。
どうも御田刈祭にお供えする
お酒を届けたようです。
すっと振り向いたお兄ちゃん
ニコッと笑って、コクッと頭を下げました。
韓国の俳優さんソ・ジソブにそっくりのイケメンでした。
 
以前、ソ・ジソブの画像を見たとき
あ、平安顔だ、と思いました。
すっとした切れ長の目
平安絵巻で見たことのある貴族の目でした。
なので、私の中では、ソ・ジソブ=平安時代の渡来人、なんです。
 
なりひらさんの母上は桓武天皇の皇女です。
なりひらさんの父上は平城天皇の息子さん
つまり
桓武天皇のお孫さんです。

なりひらさん、ひょっとして渡来系かも・・・
 
oharanosindenup.jpg私、なんだか幻を見てしまったようで
切れ長目のお兄ちゃんと
ソ・ジソブと
なりひらさんが
ごっちゃになってしまって
ドキドキしたままお参りしました。
 

で、振り返ると
ソ・ジソブ似のなりひらさん、ケイタイしていました。
夢、すっかり、萎んじゃったよ・・・。
 
hananotera.jpg気を取り直して
山道をえっさえっさ上って
勝持寺(しょうじじ)へ。
このお寺は
別名花の寺と呼ばれていて
桜の名所としても有名です。
 



西行が出家した後しばらくこのお寺にいたといわれています。
西行桜だとか、西行の鏡石だとか
西行の名にちなんだものがいくつかあります。
 
阿弥陀堂でお参りした後
hananoteraamidado.jpgobinduru.jpg
鬢頭盧(びんずる)さんの頭を
つるつるして
その脇にある瑠璃光殿へ。
 




ここで、私、かなり心癒されました。
85cmほどの薬師如来像があるんです。
普通、薬師如来像は
左の手のひらを上に向け膝の上に乗せ(与願印)
右手は手のひらを前に向けていますが(施無畏印)
このお寺の薬師さんの右手は
左手の薬壺からまるで薬をつまんでいるかのようで
なんかこう今まさに助けていただいている感じがしてほっとしました。
その薬師さんの前に
本尊の胎内より発見された、高さ9cmほどの仏さんがいらっしゃって
日光菩薩、月光菩薩、そして十二神将、脇に3mほどの金剛力士が勢揃い。
そして左側に55cmほどの西行法師さんがいらっしゃいました。
 
hananoterasanmon.jpgこのお寺さん
実は応仁の乱で焼けてしまいました。
唯一、兵火を免れた仁王門です。
 




今度はやはり桜の季節に来たいですね、花の寺。
450本の桜があるそうです。
 
南春日町12:05発のバスに乗って灰方(はいかた)下車。
 

 
・・・・・・・・・・続く  青春18きっぷの旅~京都・大原野編その2
 
nagoyasiden.jpg先日、近所の本屋さんで
懐かしい名古屋の市電の本を見つけ
ちょいと立ち読みしました。





 
名古屋の市電と街並み (トンボブックス)

子供のころ、名古屋の港区に住んでいましたので
名古屋市電築地線にはよく乗りました。
路線バスとは違って、のんびりしていて大好きでした。
 
今でも覚えているのは花電車です。
市電のボディ全面に電飾などの装飾がしてあり
夜はほんとにきれいでした。
名古屋まつりのときなんかに、この花電車、走っていました。
 
この築地線、1971年(昭和46年)に廃止されました。
その3年後に名古屋市電は全廃されました。
 
愛知県では豊橋の市電、まだがんばって走っていますね。
 
私の好きな市電、というか路面電車は香港のトラムです。
このトラム、2階建てです。
メインストリートをトラムでのんびり走るのも楽しいですが
私、北角(ノースポイント)を走るトラム、大好きです。
ハラハラドキドキします。
 
春秧(チュンイェン)道という露店が立ち並ぶ細い通りを
2階建てトラムはクルマと人を掻き分け掻き分け進んでいきます。
2階から下を見ているとスリル満点です。
再生をクリックしてから
右上角の矢印のついた四角をクリックすると画面がでかくなります。
 
おばちゃん、轢かれるよっ!
 
春秧(チュンイェン)道の混沌世界を抜け
トラムは英皇道(キングスロード)に合流します。
 
1904年に開通した香港のトラム
100年以上がんばって走っているわけですね。
運賃はどこまで行っても
一律2香港ドル(ただ今、1香港ドルは10.8円)・・・
20円足らずで楽しいトラムの旅ができる香港です。
 
んっ?今、1香港ドルって10円なんだ・・・
円高だぁぁ、行きたくなりました、香港へ。
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