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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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kyogi.jpg久しぶりに面白い本を読みました。
「虚擬街頭漂流記」という推理小説です。
作家の名前は寵物先生(ミスター・ペッツ)。
台湾人です。
寵物とは、中国語でペットのこと。
 
この本は島田荘司推理小説賞の大賞作品です。
島田荘司推理小説賞とは
2008年に台湾で募集が開始された推理小説を対象とする
文学賞のこと。
「虚擬街頭漂流記」はその記念すべき第1回受賞作品です。
 
2014年、台湾桃園県で大地震が起きます。
桃園県近くの台北もかなりの被害を被りました。
その後、徐々に復興が進みますが
かつて台北の原宿と呼ばれた「西門町(シーメンティン)」は
なかなか復興が進みませんでした。
政府はこの老いた町をさっさと切り捨て
仮想世界による復興計画を立ち上げることにしました。
2008年当時の西門町を再現したバーチャルタウン。

その2008年バーチャルタウンと2020年がメビウスの輪のように
つながっていくというストーリー。
このバーチャル西門町は
漢口街と康定路と成都路と中華路に囲まれたエリア。
出入りは11個のワープゲートのみ。
ポイントのある地点は死体のあった場所。
 
私はかつて西門町を歩いたことがあります。7・8年くらい前のこと。
だから、西門町の風景は目を閉じると、ぐぁぁぁっと蘇るんです。
阿宗麺線の大腸麺線、食べたいなぁ、とか
そういえば肯徳基(ケンタッキーフライドチキン)で
おじさんと女子高生がエンコー商談中だったよなぁ、とか・・・。
 
そうだ、グーグルストリートビューがあるじゃないですか。
ということで、「虚擬街頭漂流記」読みながら
私、主人公の顔露華(イエン・ルーホァ)みたいに
西門町をひたすら歩きまわりました。
(右上の矢印のついた四角をクリックするとフルスクリーンになります)
歩いて歩いて謎解きのルートを確認しました。
ストリートビューの撮影はどうも去年のクリスマス商戦の頃のようです。
漢中街にクリスマスツリーのディスプレイがありました。
私、この2日間、西門町歩きすぎて
身体はとりあえず日本にいますが
気持ちは台北に飛んでいる状態です・・・。
 
どっぷりハマっちゃうくらい面白い本でした。
台湾、行きたいな。2014年の大地震の前に(笑)。
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