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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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昨晩は9:00から大沢たかお主演の「JIN~仁~」
そして10:00から「カズオ・イシグロをさがして」が重なってしまい
「カズオ・イシグロ~」の方を録画
先ほど、見終わりました。
 
neverletmego.jpg3・4年ほど前に
彼の「わたしを離さないで(Never let me go)」を読んで
私、ものすごい衝撃を受けました。



わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
 


カズオ・イシグロは、日本人です。
有名な方なので
わざわざプロフィールを紹介する必要もないとは思いますが・・・
長崎で生まれ
5歳のときに、父親の仕事の関係で渡英し
イギリスの大学院を出て、イギリスで作家デビューします。
 「日の名残り」でイギリス最高の文学賞であるブッカー賞を受賞
 
あまりメディアに露出しないので、謎に包まれた作家でした。
「わたしを離さないで」が映画化され、この3月から劇場公開されることになり
それに先立ち1月に来日した折に単独インタビューしたようですね。
で、私、初めて、動くカズオ・イシグロを見ることができました。
 
イギリスの寄宿学校のシーンから物語は始まります。
 
イギリス特有のグレーで静謐な空気感の中
非常に静かに、なおかつきちんと整頓された文章が
淡々とつづられていきます。
 
寄宿学校の子供たちは外界から隔離されていて
休暇を家族と過ごすとか、そういうのも全くないんです。
 
そのうち、奇妙な言葉が出てきます。提供、そして介護人・・・。
 
読んでいらっしゃらない方のためにこれ以上は書きませんが
とにかく、私、頭がぐらぐらして、心がぶるぶる震えました。
ぜひ読んでいただきたい1冊です。
 
生きるということ、命とは、そして人間の記憶とは・・・
いろいろなことを考えさせてくれます。

あの村上春樹氏もファンだそうです、カズオ・イシグロの。

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