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23日の日曜日にオンエアされた
京都・奈良「国宝」こころの旅@BS-TBS
榎木孝明さんとカメラマンの三好和義さんがまわったお寺は
東寺、室生寺、三千院、薬師寺
いずれもかつてお参りしたことのあるお寺でしたので
お堂の空気感を思い出しながら見ることができました
榎木さんがさらさらっと描く仏像のスケッチもとても素敵~♪
お寺めぐりの途中
榎木さんが訪れた仏師の吉水快聞さん
東京芸大時代は快慶の阿弥陀如来を中心とした研究で博士号を取得
東大寺俊乗堂像の模刻はつとに有名です
何度かテレビで拝見しました
俊乗堂が特別公開されるときには
必ずお参りに行かれると以前おっしゃっていたので
去年の12月、お堂で吉水さんを探しましたが
残念ながらいらっしゃいませんでした
快慶の阿弥陀如来を模刻することで時空を超えて快慶から学ぶ
素晴らしいですね
榎木さんと三好さんが最後にまわったお寺は薬師寺でした
年の初めの初薬師でお参りしたばかり
未だに山田法胤菅主が唱えるお経の声が耳から離れません
大講堂北側の奈良文化財研究所の発掘現場です
初薬師の日は雨降りでしたので発掘はお休み、シートに覆われていました
こちらの現場は、北門近くにある十字廊跡です
東西44.4m、南北21mの基壇をもつ十字型の礎石建物
その名の通り、十字の形をしています
南にある食堂と東と西の僧坊をつなぐ廊下の機能と
「薬師寺縁起」では「食殿」とも呼ばれていたことから
僧侶の食堂としての複数の機能を持っていたとのこと
基壇は砂土と粘土を交互に突き固めた「版築(はんちく)」工法
以前、この「版築」の断面を平城宮跡資料館で見ましたが
まるでコンクリートのようでびっくりしました
番組の最後は薬師寺の山田法胤菅主のお話でした
「一得一失」
ひとつ何かを得れば、ひとつ何かを失う
何かを得るには何かを失わなければならない
深い・・・ですね
本年2回目の山田法胤のお言葉でした
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