わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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さらに仏女ブロガー、続きます。
知善院を出て
小谷山を見ながら8号線を北上。
お江さまが生まれた小谷城があった山です。
合戦の舞台となった姉川を渡り、高月町へ。
大きな地図で見る ← クリックするとルートが出ます
国宝、観音・・・の看板が見え始めると
いよいよ来たな、と気分も盛り上がります。
渡岸寺(どうがんじ)観音堂です。
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=657
あの国宝・十一面観音さまは
本堂の隣にある
収蔵庫にいらっしゃいます。
ほぉぉぉぉぉぉ
お美しい。思わず、ため息が出てしまいました。
収蔵庫に入ってきた方は、みなそうです。
今まで、写真でしか見たことがなかった
渡岸寺の十一面観音さん
写真の数倍もお美しいです。
日本彫刻史上の最高傑作といわれています。
←納経所で購入した写真立て
美しいだけでなく、ものすごく力があるんです。
私が今までに見た十一面観音さんの中では、最も化仏が大きいです。
大きくて、しかも耳の後ろにも化仏があるんです。
そして手もかなり長いです。
異形ですよね、ある意味。
だけど、それが絶妙のバランスなんです。
普通、お堂で見る場合、後頭部の化仏は見えないんですが
ここは、後ろ側も見ることができます。
後頭部の化仏は、ご存じ、暴悪大笑面です。
で、また正面に戻ると、あの高貴な慈悲のお顔なんです。
これもまた絶妙のバランスなんです。
私は、菩薩面、牙上出面、暴悪大笑面、忿怒面と
何度もくるくる回りました
それでやっと
化仏の意味、十一面であることの意味
造った方のコンセプトがわかったような気がしました。
平安初期に造られたと言われています。
織田信長が浅井氏の小谷城を攻めた際の兵火でお堂は焼失しましたが
この十一面観音さんは村人たちが土の中に埋めてお守りしたそうです。
昔も今も地元の方たちによって
大切に守られている仏さまです。
機会があれば
ぜひ、お参りしてください。
予定のタイムスケジュールをかなりオーバーしてしまったので
高月観音の里歴史民俗資料館はパスして
石道寺(しゃくどうじ)へ急ぎました。
大きな地図で見る ← クリックするとルートが出ます
石道寺の駐車場で
こんな看板を発見。
怖いもの知らずの私ですが
さすがにびびりましたわ。
当初は、徒歩またはレンタサイクルでまわろうと思っていたのですが
滋賀県の担当者の
「人には会いませんが、野生動物には会うかもしれません」のひと言で
急きょ、レンタカーに変更。
この後も熊の看板はちょこちょこと見かけました。
石道寺さん
お堂の屋根、葺替え中でした。
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=669
地元のおばあちゃんがお厨子を開けてくださいました。
わぁぁぁ
可愛い十一面観音さんです。
若々しくて、おきれい。
唇もうっすら赤い。
11世紀頃のものだそうです。
←お寺で購入した写真
井上靖さんは「星と祭」の中で・・・
村の娘さんの姿をお借りになって
ここに現れていらっしゃるのではないか。
と、書いていらっしゃいます。
裳には彩色がまだ残っています。
右足の親指があがっていて
まさに1歩踏み出そうという瞬間ですね。
両脇には小ぶりの十一面観音さんが立っていらっしゃいます。
そして厨子の両脇には持国天と多聞天が守っておられます
お嬢さまを守るまさにボディガード。
確かにこちらが守ってあげたくなるような
石道寺の十一面観音さま・・・
おばあちゃんに
「きれいな観音さんですね」と言うと
まるで、宝ものを見るような目で
「そうでしょう、とてもおきれいでしょう」と
見上げていらっしゃったのが印象的でした。
湖北は無住のお寺さんが多く
地元の方たちが仏さんのお世話をしていらっしゃるんです。
近江に来てから
仏さま、そしてお世話していただいている地元の方はもちろん
そのお寺のそばの集落にも手を合わせるようになりました。
時間があれば
もっとゆっくりしていたいところですが
次なる十一面観音さんをめざします。
・・・・・・・・・・続く
卍 近江路・仏女ブロガーの旅 卍
1日目の午前中は、ひとり彦根城周辺を歩きました
近江~仏につづく道①1日目 彦根城
近江~仏につづく道②1日目 宗安寺~クラブハリエ~大師寺
1日目の午後は、県庁のバスで団体行動
近江~仏につづく道③1日目 天寧寺~西明寺~多賀神社
1日目の行程をこなして、夜、長浜市内のホテルへ
近江~仏につづく道④1日目 グリーンホテルYes長浜みなと館
2日目はレンタカーで湖北の十一面観音をまわりました
近江~仏につづく道⑤2日目 大通寺~知善院
近江~仏につづく道⑥2日目 渡岸寺~石道寺
近江~仏につづく道⑦2日目 己高閣・世代閣~医王寺
近江~仏につづく道⑧2日目 木之本地蔵院~善隆寺
近江~仏につづく道⑨2日目 赤後寺~西野薬師観音堂~びわこ大仏
知善院を出て
小谷山を見ながら8号線を北上。
お江さまが生まれた小谷城があった山です。
合戦の舞台となった姉川を渡り、高月町へ。
大きな地図で見る ← クリックするとルートが出ます
国宝、観音・・・の看板が見え始めると
いよいよ来たな、と気分も盛り上がります。
渡岸寺(どうがんじ)観音堂です。
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=657
あの国宝・十一面観音さまは
本堂の隣にある
収蔵庫にいらっしゃいます。
ほぉぉぉぉぉぉ
お美しい。思わず、ため息が出てしまいました。
収蔵庫に入ってきた方は、みなそうです。
今まで、写真でしか見たことがなかった
渡岸寺の十一面観音さん
写真の数倍もお美しいです。
日本彫刻史上の最高傑作といわれています。
←納経所で購入した写真立て
美しいだけでなく、ものすごく力があるんです。
私が今までに見た十一面観音さんの中では、最も化仏が大きいです。
大きくて、しかも耳の後ろにも化仏があるんです。
そして手もかなり長いです。
異形ですよね、ある意味。
だけど、それが絶妙のバランスなんです。
普通、お堂で見る場合、後頭部の化仏は見えないんですが
ここは、後ろ側も見ることができます。
後頭部の化仏は、ご存じ、暴悪大笑面です。
で、また正面に戻ると、あの高貴な慈悲のお顔なんです。
これもまた絶妙のバランスなんです。
私は、菩薩面、牙上出面、暴悪大笑面、忿怒面と
何度もくるくる回りました
それでやっと
化仏の意味、十一面であることの意味
造った方のコンセプトがわかったような気がしました。
平安初期に造られたと言われています。
織田信長が浅井氏の小谷城を攻めた際の兵火でお堂は焼失しましたが
この十一面観音さんは村人たちが土の中に埋めてお守りしたそうです。
昔も今も地元の方たちによって
大切に守られている仏さまです。
機会があれば
ぜひ、お参りしてください。
予定のタイムスケジュールをかなりオーバーしてしまったので
高月観音の里歴史民俗資料館はパスして
石道寺(しゃくどうじ)へ急ぎました。
大きな地図で見る ← クリックするとルートが出ます
石道寺の駐車場で
こんな看板を発見。
怖いもの知らずの私ですが
さすがにびびりましたわ。
当初は、徒歩またはレンタサイクルでまわろうと思っていたのですが
滋賀県の担当者の
「人には会いませんが、野生動物には会うかもしれません」のひと言で
急きょ、レンタカーに変更。
この後も熊の看板はちょこちょこと見かけました。
石道寺さん
お堂の屋根、葺替え中でした。
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=669
地元のおばあちゃんがお厨子を開けてくださいました。
わぁぁぁ
可愛い十一面観音さんです。
若々しくて、おきれい。
唇もうっすら赤い。
11世紀頃のものだそうです。
←お寺で購入した写真
井上靖さんは「星と祭」の中で・・・
村の娘さんの姿をお借りになって
ここに現れていらっしゃるのではないか。
と、書いていらっしゃいます。
裳には彩色がまだ残っています。
右足の親指があがっていて
まさに1歩踏み出そうという瞬間ですね。
両脇には小ぶりの十一面観音さんが立っていらっしゃいます。
そして厨子の両脇には持国天と多聞天が守っておられます
お嬢さまを守るまさにボディガード。
確かにこちらが守ってあげたくなるような
石道寺の十一面観音さま・・・
おばあちゃんに
「きれいな観音さんですね」と言うと
まるで、宝ものを見るような目で
「そうでしょう、とてもおきれいでしょう」と
見上げていらっしゃったのが印象的でした。
湖北は無住のお寺さんが多く
地元の方たちが仏さんのお世話をしていらっしゃるんです。
近江に来てから
仏さま、そしてお世話していただいている地元の方はもちろん
そのお寺のそばの集落にも手を合わせるようになりました。
時間があれば
もっとゆっくりしていたいところですが
次なる十一面観音さんをめざします。
・・・・・・・・・・続く
卍 近江路・仏女ブロガーの旅 卍
1日目の午前中は、ひとり彦根城周辺を歩きました
近江~仏につづく道①1日目 彦根城
近江~仏につづく道②1日目 宗安寺~クラブハリエ~大師寺
1日目の午後は、県庁のバスで団体行動
近江~仏につづく道③1日目 天寧寺~西明寺~多賀神社
1日目の行程をこなして、夜、長浜市内のホテルへ
近江~仏につづく道④1日目 グリーンホテルYes長浜みなと館
2日目はレンタカーで湖北の十一面観音をまわりました
近江~仏につづく道⑤2日目 大通寺~知善院
近江~仏につづく道⑥2日目 渡岸寺~石道寺
近江~仏につづく道⑦2日目 己高閣・世代閣~医王寺
近江~仏につづく道⑧2日目 木之本地蔵院~善隆寺
近江~仏につづく道⑨2日目 赤後寺~西野薬師観音堂~びわこ大仏
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ぐるっと
おぉ 憧れの「渡岸寺の十一面」さんに、お会いできましたね。360度ぐるっと、回ることができるんですね。きっと、みなさん、グルグル知らず知らずのうちに、時間を忘れて、何周も回っているんでしょうね。
集落の人たちと、ともにある仏さん。「これから受け継いでいく、私たちの世代はどうなんだろう」と自分のことも含めちょっと考えてしまいました。
集落の人たちと、ともにある仏さん。「これから受け継いでいく、私たちの世代はどうなんだろう」と自分のことも含めちょっと考えてしまいました。
回って休んで・・・
どんとさん
そうなんですよ、化仏をひとつひとつ確認しながら回って、そんで正面に戻って、椅子に座って休憩して、また回って、休憩してを繰り返します。いやもう至福の時間でしたね。
若い人たちがいないんです。あるおじちゃんが言っていましたが、結局、2人の息子は都会の大学に行ってしまい、そのまま戻ってこないんだそうです。仕事がないから仕方ないらしく・・・。
そんでもって、今まで60才定年だったのが65才定年になり・・・、お世話をしてくれる人がどんどん減っているんだそうです。一体、どうなるんだろうと、そんなこともいろいろお話してきました。これはなにも近江に限ったことではなく、どこもそうだと思います。
そうなんですよ、化仏をひとつひとつ確認しながら回って、そんで正面に戻って、椅子に座って休憩して、また回って、休憩してを繰り返します。いやもう至福の時間でしたね。
若い人たちがいないんです。あるおじちゃんが言っていましたが、結局、2人の息子は都会の大学に行ってしまい、そのまま戻ってこないんだそうです。仕事がないから仕方ないらしく・・・。
そんでもって、今まで60才定年だったのが65才定年になり・・・、お世話をしてくれる人がどんどん減っているんだそうです。一体、どうなるんだろうと、そんなこともいろいろお話してきました。これはなにも近江に限ったことではなく、どこもそうだと思います。
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