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時折、涼しい風が川を渡ってくるんですが
暑い!とにかく暑かったです
しかもアップダウンが多く
石段というのは不揃いなので歩きにくくて・・・
思いのほかキツイ数珠巡礼となりました
でも、深閑とした参道にはマイナスイオンが満ち溢れていて
天に真っ直ぐに伸びる杉を見上げていたら
気分もすっきり
この真っ直ぐに伸びる杉、北山杉です
高山寺の北にある北区中川というエリアを中心に植林されているらしく
「京都府の木」に制定されています
ちょうど参道脇で枝打ちされている北山杉を見つけました
樹冠だけを残して枝を打ち落としているんです
枝打ちされたものはすべて真っ直ぐな素直な子たちばかりなので
伐採されたものは
はみ出しモノだったのかもしれません
北山杉の世界も・・・きびしいです
これを定期的に繰り返し
選ばれし北山杉だけが生き残って
数寄屋建築を支えているんですね
そんな北山杉を見上げながら
高山寺から西明寺(さいみょうじ)へ
赤い指月橋を渡り
また石段を踏みしめながら・・・
やっと辿り着いた山門
石段が波打っています
西明寺はまさに紅葉を愛でるためのお寺で・・・
季節はずれにお参りにきた私たちふたりのために
ほんのり赤くなってくださいました
天長年間に弘法大師さまの高弟が(なんでも甥っこさんらしいです)
神護寺の別院として創建したのが始まりだそうです
ご本尊はお厨子の中に安置されている釈迦如来像
清涼寺式の釈迦如来です
運慶作と伝えられています
清涼寺式釈迦如来とは
嵯峨野にある清涼寺の釈迦如来を模刻した像で
生前のお釈迦さまの面影を伝えている仏さま
50cmちょっとの小ぶりの釈迦如来像
脇侍の文殊菩薩と普賢菩薩は・・・
なんとお厨子の扉に描いてありました
本堂は徳川綱吉の生母、桂昌院の寄進によって再建されたものです
すでにお昼をまわっていましたが
この辺りのレストランは
紅葉の時期だけの営業なんでしょうか、閉まっています
へとへとなんですけど
がんばって神護寺(じんごじ)まで歩きました
・・・・・・・・・・続く
高雄三山~高山寺
高雄三山~西明寺
高雄三山~神護寺
夏の青春18きっぷで
数珠巡礼に行ってまいりました@京都
いつもの健脚の同級生と一緒です
京都駅前から周山行きのJRバスに乗って
仁和寺の前を通り周山街道へ
周山街道とは・・・
京と若狭国を結ぶかつての鯖街道です
その周山街道をバスでくねくねと登り
栂ノ尾のバス停で下車
バス停の近くの石段、裏参道を登っていくと
ここは栂尾山(とがのおさん)高山寺(こうざんじ)
この白壁の向こうは、国宝石水院(せきすいいん)です
774年に光仁天皇の勅願によって開創された高山寺ですが
実質的な開基は、鎌倉時代の明恵上人
石水院は明恵上人が後鳥羽上皇より学問所として賜った建物で
上人時代の唯一の遺構だそうです
長押の上に掛けられている
後鳥羽上皇の勅額「日出先照高山之寺」
高雄三山は紅葉で有名なところです
今は瑞々しい緑ですが
こちらの石水院には、たくさんのお宝があるんです
まずは、私が2ヶ月ほど前から
原本は東博と京博にあって
こちらに展示されているものはレプリカですが
鳥獣人物戯画の4巻の絵巻
じっくり拝見してきました
鳥獣戯画グッズもたくさん並んでいました
Tシャツ、ハンカチ、陶器、のれん、テーブルクロス、ポストカード・・・
なんと、私、今日は自作の鳥獣戯画Tシャツを着て出かけました
もちろん売店にもTシャツは置いてありまして・・・
私のTシャツは田楽の蛙くんのハンコを表と背中の両面に押したもの
お寺の方に嫌がられるかと思いきや
「あら、素敵」と褒められ
調子に乗ってモデルよろしくクルリとターンして背中も披露しちゃいました(汗)
栂尾山は茶の発祥地ということで
高山寺に来たら、やはりお抹茶をいただかなくては・・・と
売店の隣にあるお部屋で一服
呈茶券も鳥獣戯画です
しかし、この呈茶券は残念ながらもらえません
その代わりに、栂の月というお菓子の袋は
左側の袋は相撲、右側のは、かけっこです
もちろん中身のお菓子もおいしかったです
お楽しみは、鳥獣人物戯画だけではありません
石水院の西側の落板敷の中央には
明恵上人は善財童子を敬愛していたそうです
善財童子の奥に見えるガラスケースの中には
可愛らしい子犬の置物が・・・
明恵上人が可愛がったという子犬の木彫りで
伝快慶作・・・だそうです
その明恵上人の樹上坐像の絵も
しっかりチェックしてきました
まさに上人のプライベートスペースともいえる
素敵な空間、石水院を出て
開山堂へ
そして金堂で手を合わせ
次なるお寺をめざしました
突然
で~んと構える
朱の鳥居が見えてきます
下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)です
京都らしいです
民家の隣にこぢんまりと神社仏閣があるんですよね
近くにイタメシ屋があるのか
強烈なガーリックのニオイが漂っていました
こちらのご祭神は
国家のために尽くしたけれども冤罪を受け亡くなられた方々・・・と
神社でいただいた印刷物に書いてありました
その印刷物によると・・・
吉備聖霊
崇道天皇(早良親王)
伊豫親王(桓武天皇皇子)
藤原大夫人(藤原吉子)
藤大夫(藤原廣嗣)
橘大夫(橘逸勢)
文大夫(文野宮田麻呂)
火雷天神・・・の八座だそうです
相国寺の北には上御霊神社があり
ご祭神は一部重複しているようです
怨霊を封じるために
幾重にもバリアが張られている平安京です
舞殿の横の大きな梅
きれいでした
さらに南下して
西国19番札所の
行願寺革堂(こうどう)へ
山門は修復中でしたので
大きな五輪塔のある
入口から入りました
穴の中には
加茂大明神が祀られています
平安中期に行円上人によって創建されたお寺で
いつも皮の衣をまとっていらっしゃったので
皮堂と呼ばれるようになりました
ご本尊の千手観音さんは秘仏で
1月17・18日のみの公開だそうです
皮堂は
京都七福神めぐりのひとつでもあり
お堂には寿老人が祀られています
このまま南下して京都市役所まで歩き
地下鉄で京都駅に戻ってきました
数珠巡礼あり
手づくり市あり
大河あり・・・
なかなか盛りだくさんな18きっぷの旅となりました
総歩数15446歩。消費カロリー364.5kcal。脂肪燃焼量52g。
今回は御所から市役所まで歩きましたが
豊臣秀吉が市中のお寺をこの地に集めたことから
名付けられたこの寺町通
最近、ちょっと好きなストリートです
八重さんも毎日歩いた道です
聖護院門跡・知恩寺
廬山寺・新島旧邸
下御霊神社・行願寺革堂
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