忍者ブログ
わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
[18]  [19]  [20]  [21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

両親といっしょに青春18きっぷで
浄瑠璃寺に行ってまいりました
 
母の愚痴を3時間ちょっと聞き流しながら
なんとか
京都府木津川市のJR関西本線加茂駅に到着!
 
kamopanya.jpg加茂駅バス停近くのパン屋さんで
モーニングタイム
 
おいしいラスクがついていました
 



貸切状態の奈良交通のバスは狭い山道を
くねくね登っていきます
 
浄瑠璃寺(じょうるりじ)着
 
joruriderasando.jpgjoruriderasanmon.jpg冬枯れた参道を
歩いて行くと・・・

山門が
見えてきました
 


joruriderasanjuto.jpg山門をくぐって左側には三重塔があります
 
赤く可愛い三重塔です
薬師如来さんがまつられていますが
こちらは
正月三ヶ日、彼岸の中日、毎月8日のみ開扉という秘仏です
 
宝池を中央にして東にこの三重塔
これは此岸(この世)
 
joruiderahondo.jpgそして池の西には
9体の阿弥陀如来をまつる九体阿弥陀堂
私たちを西方浄土へ迎えてくださいます
ということで、こちらは彼岸(あの世)
 



つまり、このお寺は極楽浄土なんです
 
東の薬師如来さんに苦悩の救済をお願いし
振りかえって
池越しに彼岸の阿弥陀さんに来迎をお願いするというのが
本来の礼拝だそうです

joruriderahondo2.jpg昔はそのように礼拝していたそうですが
現代の私たちは
お堂の中に入れていただいて
目の前で阿弥陀如来さん
しかも9体の阿弥陀如来さんに
手を合わせることができます
 

9体のうちまん中の阿弥陀如来中尊像は丈六です
そして施無畏与願印です
あとの8体の阿弥陀如来は半丈六で上生印
 
お顔もそれぞれ違います
 
貴族の摂関政治が衰え、武士が台頭しつつある平安中期
まさに今週末から始まる大河ドラマ「平清盛」の時代背景ですが
治安は乱れ、民衆の不安が増大・・・
そんな末法をおそれた人々が求めたのが極楽浄土でした
 
下品下生(げぼんげしょう)から始まり
上品上生(じょうぼんじょうしょう)までの9段階の往生
 
9段階、つまりすべての人に合わせた仏さんがいる・・・
 
九品(くぼん)往生という考えから九体阿弥陀仏をまつるお堂は
当時、京都を中心に競って建てられましたが
現存するのはここ浄瑠璃寺だけだそうです
 
山奥にありますが非常にありがたいお寺さんです
 
joururideraehagaki.jpgこちらは絵ハガキです
 
仏像に興味のない息子ですら
この九体阿弥陀仏の絵ハガキを見て
「マジやばい!」と驚いていました
 


さらにありがたいことに
今日は
阿弥陀如来中尊像の左側のお厨子が開いていました
お美しい吉祥天女像です
1月1日~15日、3月21日~5月20日
10月1日~11月30日のみ開扉
 
北の潅頂堂の大日如来さんは
1月8、9、10日の3日間のみ開扉という秘仏で
本当は薬師如来さんにも大日如来さんにもお逢いできる
1月8日に来たかったのですけど
まだまだ極楽浄土に来るのは早いという・・・
これも阿弥陀さんのご意思でしょうか
 
joruriderahakutu.jpgちなみに
この世とあの世の境である池と庭園は
ただ今
発掘調査と護岸整備などなどの工事中でした
 

 

実は
私が消しゴムはんこで仏像を彫るようになったのは
この浄瑠璃寺の印仏がきっかけでした
http://829xiaoxingfu.blog.shinobi.jp/Entry/544/
 
九体阿弥陀さんの胎内から出てきたとされる印仏を本で見て
グッときて、ハッときて、ザクッと彫り始めました
 
というわけで
印仏を始めるきっかけになった浄瑠璃寺で
きちんと手を合わせ、お礼を言うことができました
 
jorurideragoshuin.jpgご朱印をいただき
 
参道にある茶店で
ランチをいただき
 





jururiderabaiten2.jpgjoruriderabaiten.jpgバス停近くの
お土産物屋さんのような
陶器屋さんのようなお店で

お土産をあれこれ買い



次なるお寺をめざしました
 
・・・・・・・・・・続く

青春(?)18きっぷの旅~岩船寺へ





 
 
PR
異界の入口をうろうろし
ストイックなわびさび禅ワールドをめぐり
 
そしてその建仁寺の北門を出たら
 
そこは祇園
 
舞妓Haaaan!と、すれ違いました
 
hanamikoji2.jpgふと時計を見たら、すでに12時15分・・・
 
花見小路で
ランチです
hanamikojiroji.jpgこんな路地の奥にあるところは
一見さんお断りだと思われますので








wabiyakorekido.jpg花見小路に面している
侘家古暦堂あたりで・・・
http://www.wabiya.com/korekidou/
 




石焼き親子丼をいただきました。
 
生卵が2個入った状態で
お店のおねえさんがまるでビビンバのように
が~っと、まぜまぜしてくれます
 
「鶏は〇〇産、卵は愛知県一宮、お米は新潟の無農薬・・・」
素材を説明しながら、さらに、まぜまぜは続きます
最後に3個目の生卵を入れてくれます。
 isiyakioyakodon.jpg
その3個目の卵は
まぜまぜせずに
軽~くのばしてから
いただきます
 


isiyakioyakodonkoge.jpg最後のお焦げが
もうたまらん・・・です
 





さぁ、お腹、いっぱい、がんばるぞぉ、と
 
知恩院は今回やめにして
京都大丸をめざします
 
sijoohasi.jpg四条大橋を渡り
 





nisikiitiba.jpg錦市場を突っ切って
 







292e6d7b.jpeg京都大丸の近くにある
「大極殿」
 
「カステイラ、ありますか?」
「すいません、売り切れました」
 
オーマイガッ!
 
ここのカステイラを買うために
知恩院を飛ばしたのに・・・
 
しかし
 
こんな罰あたりな私たちにも
知恩院の法然上人はどこまでも寛大でした
 
奥から男性が出てきて
「今、届きましたので、少々、お待ちください」と
 
待ちますとも~
 
daigokudenkasutera.jpgここで
話題のカステイラを買って
六角堂をめざします
 




六角通りを左に折れて
ずんずん歩いていくと・・・
 
rokakudo.jpgビルの谷間にお寺、発見!
ぼんやり歩いていたら見落としてしまいそう
 
ここが六角堂です
http://www.ikenobo.jp/rokkakudo/
 


なんでも聖徳太子が四天王寺を建てるために
材木もとめてこの地に赴いたときのこと
 
木を伐採したところ、枝に掛けた持仏が木から離れない
 
その夜、夢に現れた仏の
「この地で衆生を救いたい」のお告げに従って
この地に如意輪観音を納めてご本尊としたそうです
 
rokakudohondo.jpgいらっしゃいましたよ
如意輪観音さん
 





rokakudohesoisi.jpg境内に「へそ石」が・・・
 
なんでも桓武天皇が平安遷都を行うにあたって
六角堂のあった場所が
ちょうど道路の中央にあたってしまったので
天皇が遷座を祈願したところ

なんとお堂がにわかに五丈(10数m)ばかり北に移動したらしく
この石はそのとき取り残された礎石だそうです
 
そしてこの場所は京都のほぼ中央にあたるそうで
「へそ石」と呼ばれているらしい・・・
 
まだまだありますよ
このお寺さん、狭いですが、伝承は、てんこ盛り
 
聖徳太子が六角堂を創るとき
太子に本尊守護を命じられた小野妹子が池のそばに坊を構えたので
そこから「池坊」流の華道が起こったとか・・・
 
ikenobokaikan.jpgということで
お堂のすぐ横に
ガラス張りのビル・・・これ、池坊会館です
 
このエレベーターで最上階に上がると
六角堂の屋根が見えるというので
上がってみました
 


最上階でエレベーターを降りましたが
特に展望台のようなおものはなく
エレベーターの中から眺めるということらしいです
 
ikenoborokaku.jpgなので行先階のボタンを押さず
エレベーターの中で撮影していたら
 
あらららら、突然、エレベーターが降下・・・
 
下の階で誰かがボタンが押したようです


rokakudogoshuin.jpgご朱印と
数珠をいただいて
 
14時ちょっと前にミッション終了!
 





fumiya.jpg再び、錦市場方面に戻り
富美家でバームクーヘンを食べて
地下鉄で京都駅に戻りました
 




盛り沢山の楽しい数珠巡礼でした
 
清水寺だとか知恩院だとか
修学旅行的なお寺さんははずしましたが
ある意味、京都らしいお寺さんめぐりだったように思います
 
14886歩。消費カロリー359.7kcal。脂肪燃焼量51.3g。


青春18きっぷ的数珠巡礼~六波羅蜜寺・西福寺・六道珍皇寺
青春18きっぷ的数珠巡礼~建仁寺・両足院 
青春18きっぷ的数珠巡礼~六角堂






 
 
六道珍皇寺の近くで若い修行僧とすれ違いました
足元を見たら、素足にわらで編んだ草履・・・
六波羅蜜寺でお逢いした空也上人のよう
 
しかし、踊ることなく、南無阿弥陀仏の念仏を唱えることなく
静かに東の方向に歩いていきました
 
建仁寺の修行僧です
 
その建仁寺をめざします
 
kenninjityokusimon.jpg勅使門はクローズしていたので
その横にある通用門を通り





kenninjiicho.jpg広いお庭を抜けて
本坊で受付を済ませ
広い方丈をめぐります。
 




建仁寺は
建仁2年(1202年)に将軍源頼家が寺域を寄進し
栄西禅師を開山として
中国百丈山を模して建立されました
 
臨済宗建仁寺派の大本山で、京都最古の禅寺です。
 
今年の1月より
栄西禅師八百年大遠諱の記念行事のひとつである
方丈屋根の葺き替え工事が始まり足場が組まれていて
お庭の景観、ちょっと残念なことになっていましたが
なかなか見ごたえのあるお寺で、おすすめです。
http://www.kenninji.jp/index.php
 
kenninjiunryufusumae.jpg襖絵「雲龍図」です
海北友松によって
桃山時代に描かれた襖絵です

こちらは、キャノンの高精細デジタル複製
 


kenninjitoyobo.jpg茶席「東陽坊」です
豊臣秀吉が催した北野大茶会で
利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が
担当した副席といわれているそうです
 



kenninjichoonte.jpgそして
この潮音庭の向こうで
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」が
キンキラ輝いています。
 



kenninjihujinraijin.jpgオリジナルは京都国立博物館
こちらはキャノンの高精細複製品です。
ガラス越しなので反射してしまいましたが
一応、撮影OKなので
へなちょこのケイタイカメラで撮ってみました。
 
間近で見ることができ、感激です。
 
建仁寺は、どうもキャノンの技術の粋が結集されているようです。
 
kenninjihujinraijinsho.jpgこちらはダウン症の書道家
金澤翔子さんの作品

ダイナミックな
風神雷神の書でした
 


kenninjihoto.jpg法堂(ほっとう)へ移動
 






kenninjihotoshaka.jpgご本尊の釈迦如来と
脇侍の迦葉尊者と阿難尊者に
手を合わせたら
みんな天井をパシャパシャ撮影です
 



kenninjisoryuzu.jpg平成14年に
創建800年を記念して
小泉淳画伯によって
「双龍図」が描かれました
 
うぉぉ、すごい!
 
この「双龍図」、畳108枚分の広さで
小泉淳画伯は帯広市郊外の廃校になった学校の体育館で描いたそうです
 
体育館ならば2階の窓際に回廊があるので
俯瞰して絵を確認することもできますね
しかし、大変な作業だったと思います
 
そして、天井に貼るのも相当大変だったのではないでしょうか
 
kenninjimarumado.jpg襖絵といい、天井絵といい
お庭もまさに絵画のようですし
ちょっとした丸窓も雰囲気あります
まさにギャラリーって感じの建仁寺です
 



半日くらいゆっくりしたいところですが
ただ、板張りってのは、冬はつらいですね
足が、もう冷たいのなんのって・・・。
 
冬のお寺は厚手の靴下、必需品です
 
kenninjihujinraijintoban.jpg陶板の「風神雷神図」が展示してある
小さめのお部屋には
電気じゅうたんが敷いてあり
みなさん、かじかんだ足を温めていました。
 



売店の近くでは
熱いお茶のサービスもあって
茶葉が販売されていました

栄西禅師は中国からお茶を伝来し
日本にお茶を広めた方です

kenninjibaiten.jpgさて、さて、売店です。
 
なかなか魅力的なグッズが目白押しで
同級生とふたり
かなり真剣に品定めしてしまいました。
 


まずはご朱印帳を2冊ともゲットするか否か・・・
 
kennijihujingoshuincho.jpg風神雷神は
どうしても欲しいし・・・
 





kenninjiunryugoshuincho.jpg雲龍は
やはり来年、辰年ということもあり
縁起物ということで
やはりこれもまたはずせない・・・
 



ということで
見ての通り
2冊とも買いました
 
よく売れていましたよ、ご朱印帳
 
kenninjikamibukuro.jpgこんな紙袋に入れてくれます
この紙袋
みんなぶら下げていました
 




グッズもしかり
HPしかり
受付でいただいたリーフレットしかり
http://www.kenninji.jp/ebook/leaflet/_SWF_Window.html?pagecode=1
なかなかハイセンスですね。

kenninjigoshuin.jpg休む間もなく
ご朱印書き詰めのおばさん
書きなぐっている感のあるご朱印と
数珠をいただき
両足院をめざします




 
ryosokuinbishamonten.jpg両足院は建仁寺の敷地内にあります

毘沙門天堂でお参りしたあと
一体、どこで数珠を買えばいいのか
ふたりでうろうろしました
 


ryosokuinhondo.jpg毘沙門天堂の入口に数珠巡礼の看板はあるのですが
どこで購入すればいいのかは書いてありませんので
仕方なく
南側にある本堂のインターンホンを鳴らして
お庫裏さんを呼びました
 
こちらで購入できました
 
kenninjikitamon.jpg建仁寺の北の門から出ると





hanamikoji.jpgそこは祇園
正面は花見小路です
 





左に行くと正伝永願院があります
 
ここに織田信長の弟、織田長益(のちの織田有楽斎)のお墓があります
 
織田有楽斎といえば
利休さんのお弟子さんで、古田織部らの数寄仲間
 
NHKアニメ「へうげもの」でお馴染みの南蛮狂いのちょい悪オヤジ・・・
 
織田有楽斎は隠居の際に
この正伝院を再興し
客殿・庫裡・書院とともに茶室「如庵」を建てました
 
現在、お庭にある茶室「如庵」は写しです
 
オリジナルは移転を繰り返し
今は、愛知県犬山市の「有楽苑」に移転
名鉄犬山ホテル敷地内にあります
http://www.m-inuyama-h.co.jp/urakuen/nyoan.html

六波羅周辺の庶民的な異界エリアから
建仁寺の門をくぐった瞬間
空気が変わりましたね

建仁寺は武士の寺です・・・やはり。

・・・・・・・・・・・続く

青春18きっぷ的数珠巡礼~六波羅蜜寺・西福寺・六道珍皇寺 
青春18きっぷ的数珠巡礼~建仁寺・両足院
青春18きっぷ的数珠巡礼~六角堂






 
 
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
きょうのお月さん
Today's Moon phase
コメントありがとうございます
[10/26 madamyam]
[10/26 蟹満寺薬師徳光和夫]
[04/29 madamyam]
[04/28 おにぎりヴィヴァルディ]
[04/28 madamyam]
アーカイブ
ブログ内検索
プロフィール
HN:
madamyam
性別:
女性
趣味:
旅行 お寺めぐり
バーコード
カウンター
Copyright © きょうのちょい福 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]