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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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夏目漱石の「こころ」が朝日新聞で連載されてから

今年の4月20日で100年だそうです

 

その100年を記念して

今日から、「こころ」の連載がスタートしました

 

当時の題字をそのまま使用しています

現在のように挿絵はなくて

題字飾りだけだったようです

 

この題字飾りを描いたのは役者絵の版画家としても有名な名取春仙

 

名取と漱石は1907年(明治40年)に朝日新聞に入社しました

 

名取春仙は21歳での入社ですが

漱石は東京帝国大学の講師の職を辞して40歳での入社

 

しかも当時の新聞社は今でいうところのベンチャー企業

随分思い切った転職です

そのおかげで私たちは彼の多くの作品を読むことができるんですけど・・・

 

100年前はベンチャーだった朝日新聞ですが

なんと今年の春に入社した東大生はゼロ・・・

 

去年の採用試験の面接には東大生がひとりもいなかったそうです

 

ではその東大生の就活新御三家は?

現代のベンチャーであるDeNA、グリー、サイバーエージェント

 

実は、うちの息子、家では新聞をほとんど読みません

大学では業界紙を読んでいるようですが

ニュースはネットで済ましています

若者の新聞離れが就活にも影響しているのかもしれません

 

私のような古い人間は

ネットのニュースも読みますけど

やっぱり新聞が好きなんですよね

休刊日は不安でしょうがないです

 

だから新聞社にはがんばってもらわないと・・・

 

夏目漱石の「こころ」の連載もいいですが

100年前、おぉぉと驚いたような新しい企画もよろしくお願いしたいものです




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今日は、満月の一部が欠けたまま地平線を昇ってく

「月出帯食」だそうです

 

しかし、部分月食が終了するのが午後6時半頃なので

残念ながら西日本では見ることができませんでした

 

ただ今、煌々と輝く満月が南の空高く昇ってきました

その満月の上には、昨日、大接近した火星が赤く瞬いています

 

先月、京都の永観堂に行ったときのこと

 

勅使門の前に不思議な盛砂がありました

  

なんでも勅使が身を清めるために

この盛砂を踏んだといわれています

 

よ~く見ると市松模様が描かれています

 

現在はこれを踏む人はいませんから

雨が降ったり、強風が吹いたりして崩れたときに

僧たちがまたきれいに形を整え、市松模様を描くんでしょう

メンテナンス、大変そうですね

 

お庭の隅っこに立っていた案内板には「あかり取り」とも書かれていました

 

ふと銀閣寺の向月台を思い出しました

白波のような銀沙灘と富士山みたいな円錐台形の向月台は

誰が考えたのか世にも不思議なあかり取りです

 

こうやって昔の人は月を見るだけでなく

月の光を砂に反射させて楽しんでいたんですね

なんとも風流です

 

さて、永観堂のお庭の市松模様

今頃、満月に照らされて白く浮かび上がっているんでしょうか




2月6日から始まったドラマ「蘭陵王」

今日、最終回を迎えました

 

月~金曜日のベルト放送なので

全46話でしたが、あっと言う間に終わってしまい

先ほど見終わりましたが、只今、ちょっと放心状態です

 

え?史実と違う・・・?

 

そもそも南北朝時代に

どんな国があってどんな皇帝がいたのかも私は知らなかったので

史実と違うもなにもないんですけど・・・

 

第1、いきなり楊堅(後の隋の文帝)が

対立する北周と北斉、どちらが天下を取るのか?を巫女に占ってもらいます

 

当時の楊堅は北周の武将です

 

巫女曰く「天下の行方を握るのは4人」

その4人の中のひとり、北斉の蘭陵王は見目も麗しく、勇猛果敢で、しかも民思い

有力ではあるけれども、それを疎まれて兄弟の手にかかって命を落とす

 

この話を盗み聞きしてしまう巫女の孫娘、楊雪舞

彼女が蘭陵王の命を守り、彼が天下を統一できるよう

巫族の村を出て蘭陵王の妻になるんですが・・・

北周の皇帝にも愛されたりとなかなか引っ張りだこな天女さまになるんです

 

史実では27歳で毒殺される蘭陵王ですが

このドラマでは、楊雪舞がその運命を肩代わりして

蘭陵王はひっそり生きながらえる・・・というところで終わりました

 

美しすぎるが故に敵に侮られないよう仮面をかぶって戦う蘭陵王

27歳で死んだからレジェンドになったのに

いいのかなぁ、これで・・・ちょっと複雑

 

でもドラマとしては面白かったので「よし」としましょう


このレジェンド蘭陵王

なぜか日本ではポピュラーな舞楽として現在も神社や寺で奉納されています

 

奈良国立博物館の「鎌倉の仏像」で5点の舞楽面を見ました

源頼朝が東大寺大仏殿の落慶供養に参列したときに

手向山八幡宮から贈られたもので

その中のひとつに陵王(蘭陵王)の面もありました

 

春日大社の宝物殿にも蘭陵王の舞楽面がありまして

舞楽は56世紀に大陸より渡来した各種の楽舞が平安時代に整備され

国風化して定着した伝統芸能で、

宮廷や社寺の儀式祭典に演奏されました」と書いてあります

 

その舞楽の動画をぐぐっていたら

数年前の薬師寺花会式で奉納されたものを見つけました

 

この動画に寄せられたコメントの中に

中国の方のものがあって

この方がどの程度の見識をお持ちなのかはわかりませんが

 

それによると、蘭陵王の舞、元々は勇ましい舞だったようですね

 

ドラマの中に蘭陵王入陣曲という蘭陵王を称える舞があって

これは群舞で、なかなか勇ましいかっこいい舞でした

 

どうも唐の時代に柔らかい舞に変わり

さらには、唐代の後期、なんとこの舞は禁止されたようです

 

それ以降、中国では途絶えてしまったんですね

 

ですから元々の蘭陵王の舞がどんなものだったのかは

今となってはわからないという・・・

少なくとも日本の舞楽とは似ても似つかぬ舞だったことだけは確かなようです

 

とはいえ、今回、このドラマを見たことで

いつか、蘭陵王の舞楽を見たときに

そこに込められた蘭陵王の想い、そして彼が生きた荒涼とした時代背景・・・

ひしひしと伝わってくるかもしれません

 

いい勉強になりました



ただ、ドラマを見る限り

私は、蘭陵王よりも北周の皇帝、宇文邕(うぶんよう)の方が

人としては好きでしたけどね






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