[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
年明け、息子が「今、吉川英治の三国志を読んでいるんだよね」と
就活に備えて、慌てて読み始めたのかな?と思っていたら
「無料で読めるんだ」
吉川英治さん、去年、著作権フリーになりました
ということで
今、少しずつ青空文庫で吉川さんの本を読んでいます
まだまだ作業中のものもありますが
改めて読むと、いいですね、吉川英治さん
「黒田如水」、読みました、感動しました
まだ如水になる前
官兵衛が幽閉されてから解放されるまでの物語で
ちょうどドラマの進行と重なっていて
登場人物の顔が見えるのでとても臨場感がありました
ドラマは、いよいよ、荒木村重、謀反です
官兵衛の幽閉生活
それはもう凄惨を極めていて
ドラマではどう映像化されるんでしょうか?
ところで、荒木村重は、一族が虐殺される中
信長の死後、茶人として生き長らえます
利休十哲のひとりして・・・
そういえば、アニメ「へうげもの」では
村重が名物茶器をもって逃亡を図るシーンがあります@第2話「茶室のファンタジー」
逃げる村重を追い詰める古田織部
背負った荷物をぶった切ると・・・
中から大名物「荒木高麗」がコロンところがりました
「わしを逃がせば譲ったる」
欲に負けて、村重を逃がしてしまいます
その「荒木高麗」、徳川美術館にあります
去年、東京国立博物館で公開された「京都~洛中洛外図と障壁画の美」
その「洛中洛外図屏風」舟木本を描いた岩佐又兵衛は荒木村重の息子さんです
片や茶人、片や絵師として
この親子、戦国時代を生き延びたんですね
円空さんは全国に12万体の仏像を残したと言われています
現在残っているものは約5300体
愛知県に約3200体
次いで円空さんの出身地である岐阜県で約1600体の仏像が
大切に守られ伝えられてきました
私は数年前に岐阜県羽島市にある中観音堂に拝観しました
ご本尊の十一面観音はじめ17体の円空仏が祀られています
ここから歩いて15分ほどのところにある長間薬師堂には9体
羽島だけでもまとまった数の円空仏にお参りできます
去年、東京国立博物館で公開された「飛騨の円空」展では
岐阜県高山市から約100体もの円空仏が集められました
出身地である岐阜県では
県内各地に散らばる円空仏を拝観できるお寺、美術館、資料館などを調査し
これらの円空ゆかりの地をたどるツアーが今秋にも企画されるようです
運慶や快慶の仏像も好きですが
私は、円空仏も大好きです
身体の中からエネルギーやら想像力がむくむくと湧き上がってくるんです
それでいてとても優しい気持ちになれるんですよね
とても魅力的な仏さまです
岐阜県だけでなく
最も円空仏を有する愛知県でも円空仏をめぐるルートを作ってほしいです
去年、知多市の瑞光寺の特別拝観で
円空さんの十一面観音さんにお参りしましたが
知多半島に円空仏があるなんて知りませんでした
県内に3200体もある円空仏がどこにあるのか
常時拝観できるところ、特別拝観できるところ
そのあたりを調査して整理していただきたいです
久しぶりに円空仏に会いたくなりました
少しずつ少しずつ真相が明らかになってきたドラマ「ロング・グッドバイ」です
鍵を握るのは上井戸夫妻・・・
その上井戸夫妻の豪邸が
昨晩、たっぷりと紹介されました
芦屋市にあるヨドコウ迎賓館です
大正13年竣工
すでに第2話でここの玄関口が登場しましたが
ビビっときましたね
あ、いや、増沢磐二と上井戸の妻のキスシーンではなく
玄関口のデザインです
設計は、あの近代建築の三大巨匠と呼ばれるフランク・ロイド・ライト氏
帝国ホテルで有名ですね(@明治村)
3階の廊下が素敵でした
窓の銅版がいいんですよ
画像をクリックすると銅版がアップになるんですけど
自然のグリーンに上手く馴染むように
わざわざ緑青を発生させるというこだわりよう・・・
劇中には登場しませんでしたが、和室もあるんですね
ヨドコウ迎賓館に熱くなっていたら
その後、さらにものすごい近代建築が登場しました
原田平蔵の豪邸・・・なんじゃ、あれは・・・?
清泉女子大学本館です
旧島津公爵邸で、設計はジョサイア・コンドル氏です
竣工したのは大正4年ですが
調度品やらを揃えて、邸宅として使われたのはその2年後・・・
どんだけものすごい調度品が揃っていたんでしょうか?
来週は、その豪邸がもう少しじっくり見られるかもしれません
原作では、テリー・レノックスはメキシコに逃亡しますが
ドラマの原田保は、横浜港から船で台湾に渡り
鹿港(ルーガン)という港町で手紙を書いて自殺します
一度、行ってみたいなと思っている港町です
昨晩の予告編でちらりと中国語の看板が映りました
地蔵王廟
鹿港にあるんですよ
清朝の初めごろに建てられた鹿港地蔵王廟が・・・
まさか台湾ロケはないですよね
やはり違っていました
横浜の地蔵王廟でした
明治25年に中国の商人たちによって中華義荘に建てられた廟
ご本尊の地蔵菩薩さまは清朝末期の作で脱活乾漆だそうです
ストーリーだけでなく
ロケ地の近代建築チェックも毎回楽しみな「ロング・グッドバイ」
来週の第4話が待ち遠しいです
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |