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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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asibi.jpg先日の奈良
秋篠寺の門を入ってすぐのところに
白いすずらんのような小花を見つけました。
房状に下垂れたその花たち
今が満開でした。
 


「わぁ、可愛い、これなに?なんて名前?」
家に戻ったら調べようなどと言っておきながらずるずる忘れていましたが
昨日、ようやくわかりました。
 
なんと答えは、万葉集にありました。
 
磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど
見すべき君が ありといはなくに
 
磯のあたりに咲いている馬酔木を手折って
あなたに見せたいけれども あなたがいるとは誰もいってくれません
 
謀反の罪で処刑された弟、大津皇子を偲んで
姉である大伯皇女が詠んだ歌です。
 
この姉弟の父は天武天皇、母は天智天皇の娘である太田皇女です。
天武天皇の死後
権力を握った持統天皇は文武に優れた大津皇子が邪魔だったんですね。
 
ということで、あのすずらんのような花は、馬酔木(アセビ)なんですね。
アシビとも読みます。
 
こんなに可憐な花なのに
有毒らしいです、馬が食べると酔ったように苦しむということで
馬酔木と名付けられたそうな。
 
大伯皇女が馬酔木を詠んだ理由がなんとなくわかります。
 
わぁ、可愛いの馬酔木、実は悲しい花だったんです。

秋篠寺で、すっと、この歌が出てこないところが情けないです
まだまだ勉強不足ってことですね。
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sihenosakura.jpg時平とは藤原時平のこと
菅公とは、いわずもがなですね、菅原道真です





時平の桜、菅公の梅
 

私たちは、当たり前のように受験のときには
天神さんに行って菅原道真公にお参りいたします
私も近所の天神さんには親子ともどもお世話になりました。
1000年以上も前の古人に合格祈願する現代人って・・・
 
子供の頃から刷り込まれている受験=菅原道真公

と同時に
高校時代から刷り込まれているヒールなイメージの藤原時平
この本を読んでそれが覆るのか?
 
時平が道真を左遷にまで追い込むあたりの件
なかなか手に汗握る展開でした

こうやって
藤原氏は強大な権力を持ち続けていったんですね
 
あくまでも理想を追い求める道真
そして臨機応変に政治改革を推し進めていこうとする時平
 
このふたりの対立は誰もが知っているお話なので
あえてここでは書きませんが
私、ちょっと時平、イメージ変わったかも・・・

藤原氏の軸をぶれずに貫き通した
敏腕政治家ですね
 
 
道真は学問だけで右大臣にまで登りつめた苦労人ですから
どうしても判官びいきになるんでしょうね、日本人としては・・・
 
やはり公平に見ないとダメですよね
藤原時平側から見た昌泰の変(菅原道真左遷事件)
時平さんの言い分も聞いてあげましょうよ

著者の奥山景布子さんは愛知県の方です。
名古屋大学大学院文学研究科博士課程卒業だそうです
 
ところで、時平さんの三男坊は
三十六歌仙のひとり藤原敦忠なんですが

母はなりひらさん(在原業平)のお孫さんでした。
このお孫さん、もともとは時平の叔父である国経の奥さんだったのですが
時平さん、不倫のあげく、略奪しました、意外と情熱的です
 
時平さんの父、藤原基経は高子(たかいこ)のお兄さん。
藤原高子といえば、なりひらさんと密通したという二条の后
 
菅公の梅はわかるんです
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな by菅原道真
 
じゃあ、時平の桜は?
この本、まずはこの歌から始まるんです
世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし by在原業平
時平さんは在原業平マニアだったようです

二花は並ばず・・・ということで
それぞれを梅と桜に例え、そして対比させたんですね

面白くて一気に読んでしまいました

そして・・・

受験の折には散々梅にお世話になっておきながら
読後はすっかり桜派になっている自分がいました

 

あぁ、なりひらさんたら
また私を呼んでいるんでしょうか~

 
せんとくんカプセルフィギュア、リベンジしてきました。
 
秋篠寺からバスで近鉄西大寺駅に戻り
駅前のサンワシティの2階にある啓林堂書店へ。
 
keirindocupsel.jpgおっ、たくさん、あるじゃん。

この間の
レジ横の箱に
5個ってのは一体なんだったんでしょうか。
 

私、2個、チョイスしました。
なぜか、健脚の同級生も、2個、チョイスです。
おばさん2人がわーわー言いながらカプセル選んでいるので
近くにいた女子高生も気になったらしく
「なにこれ?せんとくんカプセル?」と興味深々・・・。
奈良の人、せんとくんカプセル、知らないの?
 
stubacupsel.jpgお会計を済ませて
1階のスタバへ。
コーヒー、そっちのけで、中身チェック!
 




同級生、まずは1個目オープン。
とぼけた顔して「なにこれ?」とカラーバサラ大将を引き当てました。
 
ちょっと、ちょっと・・・。いきなりバサラ?しかもカラー?
私にケンカ売ってるんでしょうか・・・。
 
sentokungojuto.jpgくそ~っと
私も1個目オープン。

ん?五重塔?
ふ~ん、元興寺の五重小塔なんだ。





sentokungojuup.jpgこれ、よ~く見ると
組み物の型抜きもしっかりしてあります。

元興寺の五重小塔は
現存する天平期の五重小塔2基のうちの1基です。
で、もう1基というのが海龍王寺の五重小塔です。
見てきましたよ。
 
そうこうするうちに同級生、2個目オープン。
再びとぼけた顔して「なにこれ?」とモノクロバサラ大将を引き当てました。
 
おい、おい。またバサラ?今度はモノクロ?
なんなの、これ?無欲の勝利ってこと?
これで、私の2個目がケイタイストラップだったら、私、暴れるよ。
カプセル、投げつけてやる・・・。
 
す~っと目の前に五大力菩薩さんたちが現れました。
「お前、落ち着け!」と一喝されました。
 
sentokunbasara.jpg肩の力を抜いて
私、2個目オープン。
やった~!五大力菩薩さん、ありがとうございました。
カラーバサラ大将
ゲットしましたぁ。
 




帰宅して、息子に、ほれ、バサラ大将、出たよ、と自慢したら・・・
 
そんなもん、どこに飾るわけ?
まだケイタイストラップの方が実用的で可愛くねぇ?
 
はっ?なんか言った?
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