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先日、図書館で「文・堺雅人②すこやかな日々」を借りてみました
特に堺さんのファンというわけでもなく
話題のドラマ「半沢直樹」も見ていません
堺雅人さんといえば
山南敬介(大河ドラマ「新撰組!」)
徳川家定(大河ドラマ「篤姫」)
あと、先月、BSで見た「武士の家計簿」の猪山直之しか知らないんですけど
去年読んだ
磯田道史先生の「歴史の愉しみ方」の中に
堺雅人さんのことがちらっと書いてあったんです
磯田先生の「武士の家計簿」が映画化され
太秦の撮影所で堺さんにお会いしたときのこと
堺雅人さんの脚本理解があまりにも深い
自分もきちんと仕事をしなくては・・・と書いてあったのをふと思い出し
堺雅人さんの本を読んでみることにしました
勉強家ですね、堺さん
そして、磯田先生と堺雅人さんって
物事へのアプローチの仕方が似ているんですよね
楽しく読ませていただきました
磯田道史先生はBS歴史館の常連で
出演していらっしゃいました
歴史学者の磯田先生ですが
東日本大震災をきっかけに研究を方向転換させ
わざわざ浜松の大学に転職して
地震や津波の古文書を探し
歴史から防災を学ぶ・・・というスタンスで研究をしていらっしゃいます
科学者とはまた違った方向からの防災研究です
今年の4月から
朝日新聞土曜版be「磯田道史の備える歴史学」というシリーズが始まりました
ちょうど「探訪 古き仏たち」と隣合わせなので
仏像を読んでから磯田先生のコラム、読んでいます
今朝は伏見地震が豊臣政権崩壊の引き金になったというお話でした
歴史学者ならではの切り口で楽しく読ませていただきました
しかし、楽しく読んでいるだけではダメなんですよね
先生の知識を防災に生かさなきゃ・・・
ちなみに今日の仏像は、平等院の阿弥陀さま
去年宇治市を襲った大雨で
平等院の境内の斜面が一部崩壊しましたが国宝の鳳凰堂は大丈夫でした
1053年に落慶した平等院鳳凰堂
ご本尊の阿弥陀如来坐像は平安時代の仏師、定朝によるもの
創建以降、大きな災害が何度もこの地を襲いましたが
鳳凰堂とこの阿弥陀さまは
1000年を経た今もなお輝いていらっしゃいます
昔の人はスゴイ!
今週の3日のブログを更新したあと見たBS朝日「京都1200年の旅」は
三十三間堂と京の仏像でした
その中で知恩寺の阿弥陀如来が紹介されたんですけど
なんとその阿弥陀さんが
東大寺俊乗堂の阿弥陀さんにそっくりなのでびっくり~♪
2008年に快慶作と確認されました
大きさもほぼ同じで、いわゆる三尺阿弥陀と呼ばれています
浄土宗のサイトを見ましたら
快慶さんの三尺阿弥陀は
京都・奈良を中心の14体ほどあるらしいです
快慶的三尺阿弥陀めぐり・・・いいですね
まずは東大寺俊乗堂からでしょうか?
ところで・・・
ただ今、トーハクでは
「運慶・快慶周辺とその後の彫刻」が開催されています
展示内容を見たところ
快慶の三尺阿弥陀は出品されていないようですが
運慶作?と言われている大日如来像が2体出品されています
今、上野が熱いですね
国宝仏頭展とトーハクをはしごして
今週末までならば
丸の内の高野山カフェでプチ修行できます
都心で仏教三昧な1日が過ごせそうです
先週土曜日の朝日新聞土曜版be「探訪 古き仏たち」は
奈良・安倍文殊院の騎獅文殊菩薩でした
あの7mもある渡海文殊です
今年、やっと国宝に指定~♪
文殊さんだけでなく
脇侍の優塡王、善財童子、維摩居士、須菩提の4体も国宝指定されました
慶派の快慶の作品です
快慶は、東大寺再建以降
重源上人とコンビを組んで仕事をすることが増えました
この安倍文殊院の五尊像はそのコンビ終尾の作品だと言われています
7mもの寄せ木造りの文殊さんを彫った快慶さんですが
若い頃、石仏も彫っていたようです
快慶の作品であることがわかりました
裏山にある一針薬師(ひとはりやくし)笠石仏
風化しているためよく見えませんが
薬師如来を中心に日光菩薩、月光菩薩
そして十二神将も刻まれているそうです
快慶作で現存最古の仏像は
ボストン美術館の弥勒菩薩だとされてきましたが
どうもその弥勒菩薩よりも半年ほど前に作られたものだとか・・・
快慶の原点ともいえるこの石仏
たぶん今までは裏山で自由にお参りすることができたんでしょうけど
現在は院の境内に安置され
事前連絡をしないと拝観できなくなりました
そのうち収蔵庫の中に収められてしまうんでしょうか
たとえ風化して、つるつるの石になってしまっても
石仏は路傍にあって
みんなが自由にお参りできる存在であってほしいんですけどね
重源上人が亡くなって以降
快慶は創作意欲を失ってしまい作品の数ががくっと減ってしまいました
心からリスペクトしていたんですね
東大寺の俊乗堂では年に2日だけ(7月5日と12月16日)
重源上人像が一般公開されます
私は、この俊乗堂に安置されている快慶作の阿弥如来立像が好きです
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