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東浦町の宇宙山乾坤院に行ってきました。雨上がりの朝9時、お寺の駐車場に到着。ちょうど朝の稽古が終ったのか、バスタオルを腰に巻いた若い力士たちが観音堂の前で休憩中でした。そうなんです、この乾坤院、来週から始まる名古屋場所の井筒部屋の宿舎になっているのです。
井筒部屋といえば、関脇に昇格した鶴竜の部屋。鶴竜目当てに出かけたんですけど、彼はそんな若い力士たちと表の自販機でジュースを買うなんてことはするはずもなく・・・、ゲットできず。この自転車に乗って、若い力士たちはイオン東浦までお買い物に行くんでしょうか。
今までこのお寺さんにはお参りしたことがなかったので、仏さんには申し訳ありませんが、ついでにお参りさせてもらいました。雨上がりの静かな乾坤院、なかなかいい感じです。室町時代中期、緒川城主の水野貞守公の寄進によって開山されたという歴史のあるお寺さん。乾坤院の名の由来は、乾(戌亥)は西北、坤(未申)は南西の方角をそれぞれ表わしており、かつての緒川城からみると、このお寺さんがその方角の中間にあるため、その名がついたそうです。この乾坤とは天地をも意味することから山号を宇宙山としたらしいのですが、コスミックですね、壮大なネーミングです。
極めつけは、本堂の前のお庭に建つ仏さんというか・・・、私には少年に見えましたが・・・、天を指さす少年です。わぁぁ、すごいシュールだと思いませんか。お経さんを唱えながら、頭の中ではず~っとTレックスの♪20th century toy, I wanna be your boy♪がリフレインしていました。やっぱり宇宙山だわ、ここは。足を踏み入れたときから不思議な感覚があったんです、神秘的な感じ、雨上がりだからかな?と思いましたが、この20世紀少年を見て、なんだかその謎が解けました、っていうか余計に謎が深まりました・・・。
「かつみ刈るころも、やや近うなれば、いづれの草を、花かつみとは言うぞと、人々に尋ねはべれども更に知る人なし。沼を尋ね、人に問ひ、かつみかつみと尋ねありきて、日は山の端にかかりぬ。」と松尾芭蕉がさがし歩いたその幻の花、花かつみがなんと阿久比にあるんです。
あやめのようであやめでない、カキツバタのようでカキツバタでもない、野花菖蒲と呼ばれるこの花かつみ、今から500年ほど前の室町時代に今の鳥取県からなぜか阿久比町草木に移植されたそうです。が、幻の花と騒がれたため盗掘され、一時絶滅。その後、昭和になって、草木の俳人が芭蕉のように「かつみかつみ」と探し歩いてやっと自生の一株を発見したそうな。
その一株を「花かつみ保存会」の会員さんたちが大事に株分けして増やしていき、昭和62年、草木のデンソーの近くに「花かつみ園」をオープン。今では約2500株の花かつみが咲き誇っています。
阿久比町大字草木字上芳池 ㈱デンソー阿久比製作所北側
梅雨入りすると「花かつみの季節だ」と思いだし出かけます。梅雨の晴れ間、その幻の紫の花たちは満開でした。
花より団子ではありませんが、その帰り道、近くの和菓子屋「美奈川製菓」に寄って、その名も「花かつみ」という焼きまんじゅうを買いました。その焼きまんじゅうにも花かつみが咲いていました。
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