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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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ミツカングループが、主に食酢を作っている半田工場の生産機能を大幅に縮小し、来年2月をもって栃木や大阪の工場に移管すると発表しました。工場の老朽化がネックのようです。
 
え?まじ?と久し振りにあのストイックな黒板壁の工場へひとっ走り。ここは私の好きな知多の風景のひとつです。時が止まってしまったかのような静けさに中にどっしりとかまdai3ungagawa.jpgdai3ungagoe.jpgえる黒板壁、そしてあたりにはプ~ンと酢の香り・・・。これって半田の匂いなんです、半田の地場産業の匂い。そしてこの酢の香りと風景はセットになっていて、パブロフの犬みたいに、あの黒板壁を見ただけで、酢の香りが漂ってきて、あ、寿司、食べたい、となるわけです、私の場合。だから、私は生れてこのかた、お酢はずっとミツカンです、地元の味だから。でもこのお酢が他府県で生産されるとなると・・・、ちょっと、いや、かなり寂しいです。安売りしているタマノイに浮気しちゃうかも・・・。本社とその横にある博物館「酢の里」は残るそうです。
 
ac107cf2.jpgdai1.jpgdai3.jpgそしてこの産業遺産として価値のある黒板壁の第1工場・第2工場・第3工場は行政と協議の上保存を検討するとのこと。しかし、たとえ工場は残ったとしても、あの酢の香りがなくなってしまうとなると、2001年に認定された「かおり風景100選」はどうなってしまうんでしょう。それに建物は使わないと徐々に傷んでいきますよね、どの程度保存されるかも定かではないし・・・。
 
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向かって左側の第1工場と第3工場で作られたお酢が運河の下のパイプを通って、右側の第2工場に送られ、瓶詰めされています。
 

私はさまざまな季節の半田工場を見てきましたが、一番好きなのは、雪の黒板壁です。モノクロームの極みです。5年ほど前の画像。
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東浦町の宇宙山乾坤院に行ってきました。雨上がりの朝9時、お寺の駐車場に到着。ちょうど朝の稽古が終ったのか、バスタオルを腰に巻いた若い力士たちが観音堂の前で休憩中でした。そうなんです、この乾坤院、来週から始まる名古屋場所の井筒部屋の宿舎になっているのです。

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井筒部屋といえば、関脇に昇格した鶴竜の部屋。鶴竜目当てに出かけたんですけど、彼はそんな若い力士たちと表の自販機でジュースを買うなんてことはするはずもなく・・・、ゲットできず。この自転車に乗って、若い力士たちはイオン東浦までお買い物に行くんでしょうか。
 

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參技堂
には常設の土俵があります.
 
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山門
                        

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本堂
 
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大庫院
 
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鐘楼門
 

今までこのお寺さんにはお参りしたことがなかったので、仏さんには申し訳ありませんが、ついでにお参りさせてもらいました。雨上がりの静かな乾坤院、なかなかいい感じです。室町時代中期、緒川城主の水野貞守公の寄進によって開山されたという歴史のあるお寺さん。乾坤院の名の由来は、乾(戌亥)は西北、坤(未申)は南西の方角をそれぞれ表わしており、かつての緒川城からみると、このお寺さんがその方角の中間にあるため、その名がついたそうです。この乾坤とは天地をも意味することから山号を宇宙山としたらしいのですが、コスミックですね、壮大なネーミングです。
 
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極めつけは、本堂の前のお庭に建つ仏さんというか・・・、私には少年に見えましたが・・・、天を指さす少年です。わぁぁ、すごいシュールだと思いませんか。お経さんを唱えながら、頭の中ではず~っとTレックスの♪20th century toy, I wanna be your boy♪がリフレインしていました。やっぱり宇宙山だわ、ここは。足を踏み入れたときから不思議な感覚があったんです、神秘的な感じ、雨上がりだからかな?と思いましたが、この20世紀少年を見て、なんだかその謎が解けました、っていうか余計に謎が深まりました・・・。
 

kenkoin.jpgkenkohasu.jpg観音堂では上半身裸の力士たちがうろうろしているんですけど、総門をくぐってこの橋をひとたび渡るといきなり異界へ・・・。異界にはやはり蓮ですよね。



大相撲とは関係なく、これからもちょくちょくお参りしたいお寺さんです。紅葉の時期、桜の時期も要チェキですね。


 

「かつみ刈るころも、やや近うなれば、いづれの草を、花かつみとは言うぞと、人々に尋ねはべれども更に知る人なし。沼を尋ね、人に問ひ、かつみかつみと尋ねありきて、日は山の端にかかりぬ。」と松尾芭蕉がさがし歩いたその幻の花、花かつみがなんと阿久比にあるんです。

 

hanakatumi.jpgあやめのようであやめでない、カキツバタのようでカキツバタでもない、野花菖蒲と呼ばれるこの花かつみ、今から500年ほど前の室町時代に今の鳥取県からなぜか阿久比町草木に移植されたそうです。が、幻の花と騒がれたため盗掘され、一時絶滅。その後、昭和になって、草木の俳人が芭蕉のように「かつみかつみ」と探し歩いてやっと自生の一株を発見したそうな。

 

その一株を「花かつみ保存会」の会員さんたちが大事に株分けして増やしていき、昭和62年、草木のデンソーの近くに「花かつみ園」をオープン。今では約2500株の花かつみが咲き誇っています。

阿久比町大字草木字上芳池 ㈱デンソー阿久比製作所北側

 

梅雨入りすると「花かつみの季節だ」と思いだし出かけます。梅雨の晴れ間、その幻の紫の花たちは満開でした。

 

minagawamanju.jpg花より団子ではありませんが、その帰り道、近くの和菓子屋「美奈川製菓」に寄って、その名も「花かつみ」という焼きまんじゅうを買いました。その焼きまんじゅうにも花かつみが咲いていました。

 





さらにさらに、阿久比のマンホールにも、花かつみは咲いています。ついでにホタルも飛んでいます。
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