新野剛志著「恋する空港」

成田空港のチェックインカウンターを舞台にした小説です。

主人公の遠藤は
本社（大日本航空）から空港所へ転勤となった中間管理職。

 

本社が経営危機でえらいことになっておりまして・・・

その子会社である空港所はまともにその煽りを受けて・・・

どこから見てもあのＪＡＬですね。

 

荒波に、いや乱気流にもみくちゃにされながらも

日々、お客様を気持ちよく空の旅に送り出すために

奮闘しているという物語です。

 

私、空港好きなので結構楽しめました。

へぇ、チェックインカウンターのスーパーバイザーって

こんな仕事もしているんだ、とか。

ちょっと裏側が見えました。

 

空港って異空間ですよね。

行先表示板の文字がパタパタパタと動くだけで

私、ウキウキします。

 

ひとたびイミグレ通過して制限エリアに入った途端に身体がふわっとします。

住所的には常滑なんだけど

とりあえずパスポート的には出国しているわけで

なんというか不思議なエリアです。

さぁ、今から海の向こうの見知らぬ国へ飛ぶんだぞ

それは、まさにドラえもんのどこでもドアを通過する感じ・・・

なんだかハイになっちゃいます。

 

私が、今、一番働きたい職場は

制限エリアのスタバなんですよね、実は・・・。

今からわくわくしながら海外に飛ぶ人たち、お国に帰る人たち

そんな人たちに「Have　a　nice　trip！」と

おいしいコーヒーを入れて笑顔で送り出してあげたいんですよ。

ついでに外国語も学べますしね。

 

ちょっと勤務時間が不規則なので二の足踏んでいます・・・。

それと年齢的にもかなりきびしいです・・・。

 

あぁ、憧れのセントレア、制限エリアのスタバ。

恋する空港です。