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先日、免許証の更新に行ったときのこと
最近、老眼が進んだので
文字を読んだり書いたりするときは近視用の眼鏡をはずすんです
更新の用紙に記入したあと
近視用眼鏡をかけるのを忘れたままで視力検査をしてしまいました
今までならば眼鏡なしでは見えなかったのに
今回は、「上」「右」と裸眼でも見えちゃったんですよ
実は、ここ1年くらい前から
眼鏡の度数が合わなくなっているのかな?と思っていました
私、目がよくなっていたんです、なんと・・・
レーシック手術もなんにもしてないのに視力が回復したみたいです
今回の免許証の写真は眼鏡なしです、嘘みたい・・・
しかし、老眼はかなり進行していて
最近、細かい手仕事が本当につらいです
私の手仕事の師匠は
老眼に加え、網膜剥離にも悩まされていて・・・
それでも毎年、がんばって伊勢型紙の年賀状を作っていらっしゃいます
頭が下がります
師匠の今年の羊です
文様の中にさりげなく「羊」の文字が隠れています
これは老眼鏡なしでも見えましたよ
彫る技術もスゴイですけどやはり図案が素敵です
師匠の伊勢型紙を見ると
私もがんばらなくては・・・と触発されます
師匠、どうもありがとうございました
私もがんばります!
更新の帰りは
さっそく眼鏡なしでクルマの運転・・・
いいのか?本当に?なんかドキドキしちゃいました
大丈夫、しっかり見えてますから
師匠からまた素敵な伊勢型紙の年賀状が届きました
元旦にこの年賀状を見て
自分を叱咤しました
目がしんどいからちょっと消しゴムハンコ休憩・・・なんてさぼっていましたが
師匠はもっとしんどいはずなのに
こんな細かい作業をきちんとこなしている
自分はなにを甘えているんだと
師匠の年賀状を励みに
さっそく、今日、消しゴムハンコ彫りましたよ
戦争をやめて馬や牛を野に帰し放つ
つまり二度と戦争をしない・・・という意味です
皆で歌を歌って平和を喜ぶ様を
ロッキングホースで表現しています
さすが、です
私の今年の年賀状は師匠ほど手はこんでいませんが
散楽でした
正倉院墨絵弾弓の散楽図のメンバーを集めて
新年を寿いでもらいました
国境を越え
皆が楽しそうに歌い、奏で、踊っているこの散楽図のような世の中は
もう夢のまた夢なんでしょうか?
また今年も素敵な伊勢型紙の年賀状が届きました
巳年ということで
宇賀神です
京都の宇治にある三室戸寺には
狛蛇がいるんです
狛蛇だけではありません
狛兎もいるし、狛牛もいます
あと10年もしたら
十二支すべて揃ってしまうかもしれませんね
蟹満寺でもお馴染みの
あの蟹報恩がこちらのお寺にも伝わっています
ある日
三室戸の観音さまを信仰している心優しい娘さんが
村人に殺されそうになっている蟹を助けました
この娘さんのお父さんも
後日、蛇に飲みこまれそうになっている蛙を助けてやるんです
そのときお父さんは
「娘をお前にやるから蛙を離してやりなさい」と口約束したそうな・・・
お父さんとしては
まさか蛇が娘と結婚なんかできるわけがないと
その場しのぎの口約束をしてしまったんでしょう
それを真に受けた蛇は
凛々しい若者に変身して
約束通り、娘を嫁にもらいにくるわけです
びっくりしたのは父娘・・・
娘は一心に観音経を唱えます
と、以前助けた蟹たちが
仲間をつれてわらわらとやってきて蛇を退治したそうな・・・
お父さん、だめじゃん
軽々しく「娘をやる」だなんて約束しちゃいかんでしょう・・・とか
蛙は、一体、なにをやっているんだ・・・とか
つっこみどころ満載のお話
以前、日本霊異記で読んでような気がします
師匠は
宇賀神VS蟹軍団というストーリーを
コンパクトにまとめてくれました
細かい作業ですよ、これ
本当にきれいに仕上がっていますね
素晴らしい作品です
宇賀神の隣にある阿弥陀堂は
親鸞上人の父上のお墓だそうです
こちらのお寺は
四季折々のお花が楽しめます
数珠巡礼のお寺なので
お花のタイミングに合わせてぜひ行ってみたいです
師匠の型紙を見ると
あああ、もっともっとがんばらなくては・・・と
毎年、力がもりもりわいてきます
師匠、どうもありがとうございました
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