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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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mitamasahirodokyo.jpg三田誠広さんの
「道鏡」を読みました。





道鏡---悪業は仏道の精華なり
 

そう、あの道鏡です、弓削道鏡
孝謙上皇の看病禅師です
孝謙上皇を下半身で支配して法王までのぼりつめ・・・
全然いいイメージないですよね
 
読んでもイメージは覆らないです。
 
しかし、この時代、道鏡は必要悪だったんだなと思いました。
道鏡の野望が見事に利用されたというか。
 
藤原家にしてみれば
仲麻呂のあのダーティーなイメージを薄めるためには
さらにダーティーな人が必要だったわけで
そこで道鏡と孝謙上皇のスキャンダルは恰好の材料だっただろうし
天武系から、天智系に系統を変えるためにも
目眩まし的な役割を果たした道鏡
やはりなくてはならない存在だったんでしょう。
 
大仏開眼から物語は始まります。
この頃の道鏡は
唐語と梵語が話せるということで、通訳僧を務めていました。
 
例のNHKの仲麻呂のクーデターという番組で
あわてて製作した奈文研の渡辺室長監督の
「鈴印争奪戦」を彷彿とさせるシーンが出てくるんですよ。
 
吉備真備、道鏡、藤原良継&百川
山部王、和気清麻呂らのメンバーに加えて
山村王はじめ、授刀衛の坂上苅田麻呂、牡鹿嶋足らが参加しての
隠密ミーティング・・・

そして、「さぁさぁ、お立合い」で始まるあの寸劇が始まります・・・。
 
牡鹿嶋足といえば、渡辺室長でしたよね。
 
よかったぁ、あの番組、見ておいて。
 
よかったぁ、平城宮、法華寺、海龍王寺、東大寺、新薬師寺、西大寺・・・
あぁ、全部、まわっておいて。
 
面白かったので、一気に読んじゃいました。
 
よい復習になりました。
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塗りすぎ
「道鏡」の本、あることを検索、確認して、図書館へ行ったのですが、タッチの差で借りられてしまいました。残念。出掛けに、日焼け止めクリームを塗りすぎました。時間とりすぎ(笑)

なので「天翔ける女帝」借りてきました。三田誠広著。孝謙・称徳天皇の話です。
三田さんの本初めてなんです。ちょっと行基さん、悪そうです。

いつも「なら散策日記」さんからの、情報で申し訳ないのですが、

平城宮跡、ユネスコから改善を求められているようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000158-yom-soci
どんと 2011/07/03(Sun)17:15:29 編集
三田さんの本
どんとさん

西行さんを2冊、なりひらさん1冊、空海さん1冊を読みました。おもしろいですよ。一度読んでみてください。

平城宮のそのニュース、数日前の新聞で見ました。駐車場と柵を撤去しろ、ということらしいですね。登録の条件というのがあったんでしょうね。世界遺産を守っていくのは大変なことです。
madamyam 2011/07/03(Sun)21:03:09 編集
数珠
三田さんの本を読んでいて、登場する「海龍王寺」が気になって、久しぶりにご住職のブログを開きました。
「腕輪念珠」の取り扱いを始めたそうです。
七宝焼きの念珠です。 お代は本堂の解体修理の費用にあてるそうです。

http://pub.ne.jp/kairyuouji/
7月2日を見てくださいね。

青いのがいいなぁ~。ちょっと考えよおっと。

数珠のことよく知りませんでした。きまりとか。108が基本の数になっているんですね。「南総里見八犬伝」の8つの霊玉は数珠が飛び散ったものだとか。八犬伝も読みたいのです。面白く書かれた本ないかなぁ。
一気に話飛んじゃいましたね。すみません。
どんと 2011/07/04(Mon)20:32:23 編集
煩悩の数
どんとさん

海龍王寺さんの七宝焼きの数珠、いいですね。私もやはり青がいいかな・・・。でもちょっと現物見たいですね。

108、やはり煩悩の数なんですね。

やっと、尾張春風伝、読み始めました。本寿院さま、出てきましたね。
madamyam 2011/07/04(Mon)21:13:13 編集
イメージ
「道鏡」読み終わりました。
私は、ちょっと道鏡のイメージ変わりました。自分の落ちてゆく状況を冷静に見ていたり、国のことを純粋に思ってるところもあったのかなと思えたりして。由利さんも「大仏開眼」とはずいぶん違っていましたね。

奈文研、資料館に「考古科学コーナー」ができたとか。分析方法がわかりやすく展示されているそうです。
年輪年代学、保存科学とか・・・面白そうです。夏休み、研究員の方々がバシバシ登場して、子どもたちに話してくれたらいいのになぁ。
どんと 2011/08/01(Mon)20:52:02 編集
由利さん
どんとさん

真備が、中国の女性に産ませた娘という設定でしたね。

道鏡の本当の人物像は謎ですよね、あの時代背景で、無理やり悪役に仕立てられた感、ありますね。

年代年輪法は、以前、名古屋大学の博物館で見て、面白いなと思いました。
奈文研の先生方が執筆していらっしゃる「奈良の寺」の中にも、保存科学の先生が、数人、いらっしゃいましたね。保存科学とは、どういう大学を出ているのかと巻末を見たら、東京芸大でした。なるほど。
madamyam 2011/08/01(Mon)21:54:57 編集
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