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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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先週の日曜日
BSNHK「極上美の饗宴」シリーズ
「日本美築いた仏(1)奈良・中宮寺“菩薩半跏像”」の再放送を見ました

なぜこの菩薩さまは
かくも美しく優しいお顔をしていらっしゃるのだろうか?
さまざまな角度から
その秘密をさぐる・・・という内容でした
 
私は拙いながらも
この仏さまを消しゴムで彫りました
何度も、何度も・・・
 
でもなかなか思うようには彫れませんでした
しかし彫るたびに
この仏さまの美しさに圧倒されました
 
言い訳ではありませんが
仏像の画像って暗いんですよね
虫めがねで細部を確認しましたがよく見えません
 
番組内で
奈博の近くにある「飛鳥園」の小川光三さんが
この菩薩さまを撮影しているシーンがありましたが
ライティングは1灯のみ、あとはレフ板だけ
やはり細部は見えないです
 
で、いつも、彫るときに苦労します
 
一体、人差し指はどうなっているのか?
 
目は?口角は?
 
よく見えないので
自分の指で同じようなポーズをとるんです
そして確認します
 
なので、中宮寺の弥勒菩薩さまを彫るとき
私は、何度も、何度も
エマニエルポーズをとるはめになりました
 
右手の中指を頬にあてていらっしゃいます
この状態で小指を曲げるのは
結構、タイヘンでした、指にテンションがかかります
 
番組内では
中京大学・スポーツ科学の湯浅教授が
指をのばすと曲げるを同時にすると
どれだけテンションがかかるのか?という実験をしていました
 
やはりかなりのテンションがかかっていました
小さい子供を抱いているくらいのテンション・・・
 
その緊張感のある指があの穏やかな顔に添えられることによって
より優しい顔が強調されるらしいです
 
中宮寺の弥勒菩薩さまの美しさは
この緊張と弛緩の一体感のなせる技だったのですね
 
そして、私が苦労した目
なぜ苦労したかというと
目の形が彫られていないからなんです
 
上まぶたが盛り上がっていて
その上まぶたの影で目を表現しています
 
版画という平面で
それを彫るのは
ことに私のようなひよっこには至難の業でした
 
あと、口角・・・
 
口の端っこがよく見えなかったのです
 
実は口の端まで彫ってないそうです
頬の肉に溶け込んでいらっしゃるそうです
 
私は、口の部分を凸で彫りましたので
口角がないと完結しないんですね
 
で、自分の感覚で彫ったのですが
やはりイメージ通りにはならないわけです
 
で、何度も彫る
でもダメ・・・の繰り返し
 
しかし
この番組を見て
中宮寺の弥勒菩薩さまの計算され尽くした陰影美
少し、ほんの少しですが見えたような気がしました
 
またお逢いして癒されたいです
あの感動の菩薩さまに・・・

そして
いつか納得できる弥勒菩薩さまを彫ってみたいです



 
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