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ただ今、「円空と木喰展~微笑みに込められた祈り」が
全国を巡回しています
先月は横浜のそごう美術館
現在は、山梨県立博物館で開催されています
円空と木喰(もくじき)、活躍した時代は100年ほどずれていますが
ふたりとも日本全国を巡り歩いて多くの仏像や神像を刻みました
通常、加持・造像と開眼は
仏師と僧侶がそれぞれ別々に行いますが
円空と木喰は
すべて一人でこなしています
木切から始めて、加持をして木を清め、造像し、開眼・・・
ふたりにとって造像は布教だったんですね
そして円空は32歳から造像を始めますが
木喰はなんと61歳から彫り始めます
個性も違いますし、信仰のスタイルも違う
仏像、神像・・・ともに作風は違います
円空は自由ですよね
荒々しいノミの跡がダイナミックです
それに比べて木喰は温厚な人柄がしのばれます
几帳面な人なんでしょうか、きちんと丁寧に彫りこんであります
彫り始めた年齢が高いだけあって、木喰の仏神像は角が取れて穏やかです
それに信仰スタイルの違いもあるんだと思います
そのふたりの仏神像の違いを見比べることができ
なかなか興味深い展示だと思います
先日、図書館でこんな本を見つけました
どちらも味があっていいです
奈良や京都の大きな寺院に安置されている仏像とはまた違う魅力があります
この本に阿久比町の宝安寺蔵の円空仏が紹介されていました
今まで何度かお参りしましたが
こちらに円空仏があるとは知りませんでした
通常は公開されていないようです
今度、お寺さんで聞いてみようと思います
さて、この「円空と木喰展」ですが
山梨の次はいよいよ名古屋です
6月13日(土)~7月12日(日)@松坂屋美術館
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