東大寺二月堂のご本尊さま

今朝の朝日新聞土曜版ｂｅ「探訪　古き仏たち」は

東大寺二月堂の秘仏十一面観音でした

 

え？うそ～？

二月堂のご本尊は絶対秘仏のはず

 

東大寺の僧ですら見たことのない秘仏

 

罰あたりではありますが、本当に存在するのか・・・な秘仏です

 

本紙１面のトップニュースは真央ちゃんでしたが

その真央ちゃんを差し置いて

 

まずは土曜版ｂｅから読みましたよ

 

あ、やっぱりね、そうだよね、光背だよね

 

二月堂のご本尊は２体の十一面観音です

大観音（おおがんのん）と小観音（こがんのん）

 

画像はその大観音の背後に立っていた銅造舟形光背・身光の一部です

 

二月堂はあの平家の焼き討ちや三好・松永の乱での兵火の類焼は免れたものの

１６６７年の修二会の失火で全焼

 

頭部を飾る銅造円形光背の頭光や天衣の破片とともにされましたが

破損がひどく、現在は東大寺ミュージアムで保管されているようです

 

光背をよ～く見ると観音さまの線刻画が彫られています

 

きっとこの光背の線刻画のような美しい観音さまが

かつて光背の前に立っていらっしゃったんでしょう

 

来週から始まる修二会

 

３月１日から１４日まで１４日間

前半の７日間は大観音がご本尊で

後半の７日間は小観音がご本尊

交代制だそうです

 

これからはこの線刻画の観音さまを思いながら

お参りすることにします