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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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昨晩、11:00頃、なにげにテレビをつけたら
時代劇アニメ「へうげもの」が始まり、思わず見入ってしまいました。
 
モーニング(講談社)に連載中のコミックです。
 
時は、織田信長が天下取りをめざす戦国乱世
主役は、その信長につかえる武将、古田佐介
利休死後、天下一の茶人と言われた、あの古田織部です。
 
フィクションですが
史実をふまえてストーリーが展開し
そこに天下の名品がからんできて
ほほぉ~、そうつなげてきたかと、なかなか楽しめます。
 
全39話、昨日4月7日が初回だったようです
第1回は「君は物のために死ねるか!?」
初回の天下の名品は
松永久秀が所有する「平グモの茶釜」と
織田信長が所有する「唐物茄子茶入“付藻茄子”」。
 
アニメは25分ですが
続く5分番組「へうげもの名品名席」で
その名品を古美術鑑定家の中島誠之助さんが解説してくれるんです。
この5分がミソです、この5分がないと、「ふ~ん」で終わってしまいます。
 
「平グモの茶釜」は松永久秀とともに焼失。
が、信長の「付藻茄子(つくもなす)」は
その後、豊臣秀吉、徳川家康の手に渡りました。
 
この「付藻茄子」、X線鑑定をしましたらヒビだらけでした。
 
1615年大坂夏の陣
大坂城は徳川方に攻められ焼けおち、豊臣家は滅亡。
で、家康は、その焼け跡から拾い集めた
粉々の「付藻茄子」を修復させました。すさまじい執念ですね。
 
ところで、この「付藻茄子」、初代所有者は足利義光でした。
その後、転々として、松永久秀の手に渡ります。
松永久秀から、信長に渡り、秀吉、家康へ。
そして、三菱財閥の岩崎弥太郎の弟、弥之助を経て
現在、静嘉堂文庫美術館で眠っています。
 
高さ6cmほどの小さな茶入れですが
時の権力者たちに愛され、転々と人の手を渡り
粉々になっても人を魅了し続けるという・・・
 
これぞ名品という確固たる基準があるわけでもなく
いわゆる目利きといわれる人の
「これ、名品でっせ」のひと言で名品になってしまうものもあるわけで・・・
 
たかが名品、されど名品。
 
1615年の時点で土に還るはずだったあの「付藻茄子」が
徳川家康の執念で再び甦り・・・
人間の物欲こそが名品の名品たる所以なんでしょうか。
 
25分のアニメと5分の名品解説
なかなか面白いです。
ちょっと違う角度から歴史&文化を勉強してみます。
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