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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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2月6日から始まったドラマ「蘭陵王」

今日、最終回を迎えました

 

月~金曜日のベルト放送なので

全46話でしたが、あっと言う間に終わってしまい

先ほど見終わりましたが、只今、ちょっと放心状態です

 

え?史実と違う・・・?

 

そもそも南北朝時代に

どんな国があってどんな皇帝がいたのかも私は知らなかったので

史実と違うもなにもないんですけど・・・

 

第1、いきなり楊堅(後の隋の文帝)が

対立する北周と北斉、どちらが天下を取るのか?を巫女に占ってもらいます

 

当時の楊堅は北周の武将です

 

巫女曰く「天下の行方を握るのは4人」

その4人の中のひとり、北斉の蘭陵王は見目も麗しく、勇猛果敢で、しかも民思い

有力ではあるけれども、それを疎まれて兄弟の手にかかって命を落とす

 

この話を盗み聞きしてしまう巫女の孫娘、楊雪舞

彼女が蘭陵王の命を守り、彼が天下を統一できるよう

巫族の村を出て蘭陵王の妻になるんですが・・・

北周の皇帝にも愛されたりとなかなか引っ張りだこな天女さまになるんです

 

史実では27歳で毒殺される蘭陵王ですが

このドラマでは、楊雪舞がその運命を肩代わりして

蘭陵王はひっそり生きながらえる・・・というところで終わりました

 

美しすぎるが故に敵に侮られないよう仮面をかぶって戦う蘭陵王

27歳で死んだからレジェンドになったのに

いいのかなぁ、これで・・・ちょっと複雑

 

でもドラマとしては面白かったので「よし」としましょう


このレジェンド蘭陵王

なぜか日本ではポピュラーな舞楽として現在も神社や寺で奉納されています

 

奈良国立博物館の「鎌倉の仏像」で5点の舞楽面を見ました

源頼朝が東大寺大仏殿の落慶供養に参列したときに

手向山八幡宮から贈られたもので

その中のひとつに陵王(蘭陵王)の面もありました

 

春日大社の宝物殿にも蘭陵王の舞楽面がありまして

舞楽は56世紀に大陸より渡来した各種の楽舞が平安時代に整備され

国風化して定着した伝統芸能で、

宮廷や社寺の儀式祭典に演奏されました」と書いてあります

 

その舞楽の動画をぐぐっていたら

数年前の薬師寺花会式で奉納されたものを見つけました

 

この動画に寄せられたコメントの中に

中国の方のものがあって

この方がどの程度の見識をお持ちなのかはわかりませんが

 

それによると、蘭陵王の舞、元々は勇ましい舞だったようですね

 

ドラマの中に蘭陵王入陣曲という蘭陵王を称える舞があって

これは群舞で、なかなか勇ましいかっこいい舞でした

 

どうも唐の時代に柔らかい舞に変わり

さらには、唐代の後期、なんとこの舞は禁止されたようです

 

それ以降、中国では途絶えてしまったんですね

 

ですから元々の蘭陵王の舞がどんなものだったのかは

今となってはわからないという・・・

少なくとも日本の舞楽とは似ても似つかぬ舞だったことだけは確かなようです

 

とはいえ、今回、このドラマを見たことで

いつか、蘭陵王の舞楽を見たときに

そこに込められた蘭陵王の想い、そして彼が生きた荒涼とした時代背景・・・

ひしひしと伝わってくるかもしれません

 

いい勉強になりました



ただ、ドラマを見る限り

私は、蘭陵王よりも北周の皇帝、宇文邕(うぶんよう)の方が

人としては好きでしたけどね






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