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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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法輪寺を出たところに電話ボックスがありました。
 
horinjikoshudenwa.jpgよ~く見ると
電話ボックスの上に
相輪が乗っかっています。
 
法隆寺の五重塔
法輪寺の三重塔
そして法起寺(ほうきじ)の三重塔
飛鳥様式という最古の建築様式を持つ斑鳩三塔にあやかって
電話ボックスを多層塔に見立てたようです。
 
屋根の下には
飛鳥様式の特徴である雲型の組物があしらわれています。
 
houkijisanmon.jpg法起寺、到着です。
 
推古14年(606)に聖徳太子が
法華経を講説されたという岡本宮を
寺に改めたものと伝えられています。
http://www.horyuji.or.jp/hokiji.htm
 

法隆寺、中宮寺、四天王寺などと共に
太子建立七ヶ寺のひとつに数えられています。
 
houkijisanjuto.jpgこちらの三重塔は
世界文化遺産です。
日本最古の三重塔です。
 





houkijikumimono.jpghoukijikumimono2.jpg代表的な
飛鳥様式の特徴である
雲型組物。
 
斑鳩三塔をきっかけに
これから先
多層塔のチェックも
楽しみになってきました。
 

仏さんは、収蔵庫です。
法起寺のご本尊は十一面観音さんです。3.5m。平安時代作。
 
収蔵庫の入り口から
ガラス越しにお参りさせていただきました。
ただ、ガラスの反射により、しっかり見えませんでした。
 
十一面さん以外にも右端にたくさんの仏像が並べられていましたが
こちらはほとんど見えませんでした。
もう少し配置をなんとかしていただけないものか、と。
 
houkijigoshuin.jpg法起寺のご朱印です
 








法起寺の裏にバス停がありましたので
ここからバスに乗って、再び法隆寺へ。
 
行きのバスを降りたとき
法隆寺門前のお店に「柿うどん」という旗が見えました。
 
柿うどん?
 
narakakisomen.jpg気になったので
ここでランチを。

暑いので
柿そうめんにしました。
 

柿のペーストが練り込んであるとのこと。
確かに色は柿色です。味は?
別に柿の味がするでもなく、甘いでもなく
同級生曰く、気持ちフルーティ?

houkijikaki.jpgこれ
法起寺バス停横の柿です。
 





houkijishouroato.jpg鐘が鳴るなり法起寺?
残念ながら
法起寺には鐘楼はありませんでした。
遺構のみ。
 


 
さて、法隆寺から、吉田寺(きちでんじ)に向けて歩きました。
 

大きな地図で見る

ぽっくり往生の寺で知られています。
http://www.kichidenji.com/index.html
 
長患いすることなく
息子に、シモの世話をかけることなく
ぽっくり死にたい・・・
 
天智天皇の発願により
妹の間人内親王の冥福を祈って
恵心僧都が987年に開基したという古いお寺です。
 
バランスのいい多宝塔もありました。
 
が、私、こちらの丈六阿弥陀のことで頭がいっぱいで
実は、1枚も写真を撮っていないことに
先ほど、気がつきました。
 
こぢんまりとした静かなお寺さんなのですが
ご本尊は、丈六阿弥陀如来さんというではないですか・・・。
 
丈六とは、一丈六尺で、約4.8m。
座っていらっしゃるので、約2.4mです。
 
遠くから手を合わせましたが、光背の千体仏もきちんと見えました。
ありがたい阿弥陀さんです。
なんだかぽっくりいけそうな気分・・・。
 
本堂を上がってすぐのところに
空の洗面器が6個ほど置いてありました。
 
はて?
 
毎年9月1日に放生会(ほうじょうえ)が行われるそうで
この洗面器の中に魚を入れ
南無阿弥陀仏のお念仏を授けた後に
駐車場の脇にある池に放すんだそうです。
 
9月1日?
 
えっ?明日じゃないですか・・・
残念。
 
pokurikidenji.jpg吉田寺のご朱印です

単なる阿弥陀如来ではなく
やはり丈六阿弥陀仏となっています

奈良県下最大の阿弥陀如来坐像です
 



ぽっくり往生をしっかりお願いして
晴れ晴れとした気持で
歩いてJR法隆寺駅へ。
 
8:30に帰宅。
 
法隆寺の九面観音
法輪寺の十一面観音
法起寺の十一面観音
で、合計三十一面の旅でした・・・。
 
そして、「大和路 秀麗 八十八面観音巡礼」は
http://www.kairyuouji.jp/kannon.html
五十五面クリアです。
 
houkijikarahigasi.jpg田畑の広がるのんびりとした斑鳩・・・
一部、バスを使いましたが
斑鳩の里を十分満喫することができました。

合計16766歩。
 


お天気もよく
夏の終わりだっていうのに日焼けしてしまいました・・・。
 
お疲れさま~


九面観音さん@法隆寺、そして中宮寺へ
十一面観音さん@法輪寺


 
 
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中宮寺の弥勒さんは本当にお美しぅございました。
 
弥勒菩薩は、ご存じのように未来の救済仏です。
お釈迦さまの入滅後、56億7000万年後に現れる仏さま。
 
深く静かに瞑想していらっしゃいますが
私たちの思いもきちんと聞いてくださっていらっしゃる
慈愛に満ちたお顔・・・吸い込まれそうになります。
 
この56億7000万年という途方もない時間の前で
私の人生など、無いも等しい一瞬ではありますが
こうしてわずかな時間でも
手を合わせることができる幸せをかみしめて
次なる法輪寺をめざしました。
 
炎天下の斑鳩を
標識頼りに歩きます。
 
あぁぁぁ、あちー、冷たいものが飲みたい・・・
 
自販機でジュースを買って、ぐびぐび・・・
同級生は一気飲みです
再び、法輪寺をめざします。
 
ということで
グーグルストリートビューで法輪寺まで一緒に歩きましょう。

再生ボタンをクリックしてから右上の四角部分をクリックすると
画面がフルモードになります。



現在の田んぼは、青々としています。
 
horinji.jpg法輪寺です。
 






horinjisanjuto.jpghorinjigojutosorin.jpgすいません
三重塔はじめお堂も何枚か撮影しましたが
うまく保存ができていなかったのか
それとも昨晩
寝ぼけて、削除してしまったのか
消えておりましたので、これのみ。
 



法輪寺の創建は飛鳥時代。
聖徳太子の御子山背大兄王(やましろのおおえのおう)が
太子の病気平癒を願って
息子の由義王とともに建立されたと伝えられています。
 
国宝三重塔は昭和19年に落雷で焼失。
直後に再建しましたが、全焼のため国宝は解除となりましたので
自力での再建となりました。
再建は困難をきわめたと聞きますが
多くの方々の惜しみないご支援のおかげで
こうして焼失前の塔と同じ場所に、同じお姿で建っています。
 
仏さまは講堂にまつられております。
http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/gaiyou/gaiyouframe.html
 
ご本尊は飛鳥時代の薬師如来さん。
止利仏師の作と伝えられています。
 
この時代の薬師如来さんは、薬壺は持っていらっしゃいません。
 
その薬師如来さまの隣に
デ~ンと立っていらっしゃるのが十一面観音さんです。
堂々と、ど真ん中に立っていらっしゃいます。
 
でかいです。4m。
量感もあります。そして、がに股・・・。
お顔も力強いです。平安時代作。
 
おばさんっぽいおじさん・・・?
 
一目見た瞬間、あ、美輪明宏さんだ!
 
美輪明宏さんの向かって右隣には
飛鳥時代の虚空菩薩さまがちょこんと立っていらっしゃいます。
こちらも薬師さん同様、止利仏師の作と伝えられています。
 
こちらのお堂では、後ろ側も見ることができますが
光背があるので、残念ながら十一面さんの後ろの大笑面は見えませんでした。
 
hourinjigoshuin.jpg法輪寺のご朱印です
 
しまった・・・
十一面観音さんでよろしくお願いします、と
言うのを忘れてしまいました
 
なのでご本尊の薬師如来さんです
 


十一面さんのご朱印もいただこうかな、と、迷いましたが
また、美輪明宏さんに逢いにくればいいんだからと
次回のために残しておきました。
 
次の法起寺(ほうきじ)をめざします。
 
・・・・・・・・・・続く

十一面観音さん@法起寺、そして吉田寺

 
 
行ってまいりました、斑鳩の里へ。
 
あちー。
健脚の同級生とふたり、汗まみれになって斑鳩の里を歩きまわってきました。
 
いつもの関西本線です。
加茂から、奈良駅で乗り換えることなく、法隆寺駅へ。
 

大きな地図で見る

法隆寺駅から、バスで、法隆寺へ。
 
horyujinanndaimon.jpgおぉぉ、聖徳太子が建立した法隆寺です。
現存する世界最古の木造建築として有名な
あの法隆寺です。
http://www.horyuji.or.jp/
 



南大門をくぐり
horyujiagetutimon.jpg上土門(あげつちもん)を過ぎ






horyujikaramon.jpg唐門を過ぎ






horyujinakamon.jpg中門へ。
 





horyujinakamonup.jpghoryujkairo.jpg中門と廻廊は飛鳥時代のもの。
廻廊のエンタシスの列柱、美しい・・・。
 







horyujiungyo.jpghoryujiagyo.jpg中門の仁王像は
なかなか動きが大きくて
ダイナミックです。
 






horyujigojuto.jpgそして、五重塔。
日本で最古の五重塔です。
塔の初層内部には奈良時代初めに造られた
塑像群があります。
 





horyujikondo.jpgその五重塔の隣には金堂。これも飛鳥時代。
horyujikondoryu.jpg龍が登っています。







我が国最初の仏師、止利仏師制作の釈迦三尊像がおられます。
 
お顔の好き嫌いは別として
ああ、日本の仏像はここからスタートしたんだな
ここからいろいろな仏師たちが試行錯誤を繰り返して
さまざまな仏像を創造していったのだなと
非常に感慨深いものがありました。
 
法隆寺・・・、とっても気持ちのいい空間です。
 
horyujidaikodo.jpg大講堂で薬師三尊像に
手を合わせ








聖霊院、そして大宝蔵院へ。平成10年に落成。
 
ここは、仏像の宝庫です、まさに。
 
九面観音さんがいらっしゃいました。
十一面さんの変形で
本面+頂上面+慈悲面2+瞋怒面2+白牙上出面2+大笑面の九面。
 
そして夢違観音さん・・・
もう次から次へと仏像のオンパレードです。
 
飛鳥時代の六観音菩薩さんは
ソウルの国立博物館で見た仏像にお顔がちょっと似ていました。
 
そして、やはりあの驚異的なプロポーションの百済観音さんでしょう。
ガラス越しでありましたが、溜息が出ました。素敵!
 
そして、称徳天皇が10のお寺に10万基ずつ奉納したという
木造百万小塔もありました。
 
masaokasikinohi.jpgお腹いっぱい状態で
正岡子規の「柿食へば~」の句碑を見て








horyujjiyumedonohenomiti.jpg東院へつづく道を歩きました。
horyujinisidaimon.jpgちなみにこちらは西大門につづく道
気持のいい道です
広いし、土壁もいい感じ。
 





horyujiyumedono.jpg八角形の夢殿です。
救世観音さんは年2回のみ公開。
 





tyuguji.jpgそして、中宮寺へ。
http://www.chuguji.jp/
 
噂に違わぬ素敵な弥勒菩薩さんでした。
寺伝では、如意輪観音となっています。
 


畳に上がって、手を合わせます。
 
静かに静かにthinking nowしていらっしゃいました。
 
時間さえ許せば、何時間でもいられますね。
 
chugujinyoirinbag.jpg私、ここの弥勒さんのハンコを押した
小さいバッグと
数珠用ポーチを持って
お参りさせていただきました。
 


ありがとうございました、やっとお逢いできました。
 
法隆寺、そして中宮寺・・・
できれば修学旅行生のいない季節に行かれることをおすすめします。
 
静寂の中、飛鳥時代の空気をゆっくり深呼吸したいです。
 
法隆寺に
中国なのか台湾なのか
どこの国の方はわかりませんでしたが
東アジアのお坊さまが静かに見学されていました。

聖徳太子の時代にも
こうして、異国の方々がお寺を歩いていたのでしょうね。

horyujigoshuin.jpg法隆寺のご朱印です
以和為貴(和を以って貴しと為す)
 







chugujigoshuin.jpg中宮寺のご朱印です
池に亀ちゃんがいましたが
ご朱印も亀ちゃんでした
 







・・・・・・・・・・続く

十一面観音さん@法輪寺
十一面観音さん@法起寺、そして吉田寺

 
 
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