わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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昨日の学食めぐりの帰り
地下鉄名城線右回りの車内で、ちょっとうとうとしていたら
「まもなく伝馬町、伝馬町。お出口は左側です。This is Temmacho」の
車内アナウンスが聞こえて・・・
なぜか、はっと目が覚め
なに?伝馬町?伝馬町ってか?
歌川広重の宮宿の浮世絵が鮮やかに蘇ってきて
私、ダッシュでホームに飛び降り、途中下車してしまいました。
東海道五十三次の四十一番目の宿です。
そのとき、私の頭の中にあった広重の宮宿は
隷書東海道の方です。
なので、四十二番目。
中に、きよめ餅の由来が書かれた挨拶文が入っていまして
この広重の宮宿の版画を
少しアレンジしたものです。
少しアレンジしたものです。
熱田神宮の南にある七里の渡しです。
海が広がっています。
ここから船に乗って、次の桑名宿まで行ったんですね。
朝日文左衛門も、出張と称して京や大阪へ行く時はここから船に乗っています。
当時、4時間ほどの船旅。
旧東海道を歩いて10分ほど。
堀川です。
埋め立てられてしまったので
海じゃないですけど・・・。
海じゃないですけど・・・。
七里の渡しと常夜灯。
1983年に復元された鐘ですが
今も1日に3回
時を知らせてくれているそうです。
時を知らせてくれているそうです。
一度、聞いてみたいものです。
堀川を航行する
屋形船の乗り場。
屋形船の乗り場。
気分はどっぷり江戸時代のまま
ひつまぶしで有名な
「あつた蓬莱軒」のうなぎのいい匂いに導かれながら
熱田神宮をめざします。
いつもは東門から入りますが今回は西門から。
「鸚鵡籠中記」に
元禄16年5月25日
熱田西門前で、20歳くらいの女が乱心してストリップ
と、書かれています。
きっと人だかりができていたんでしょう。
その西門をくぐると、正面は宝物館です。
約4000点もの宝物が収蔵されているそうです。
この本宮の手前に「信長塀」があります。
織田信長が桶狭間出陣の際に
熱田さんに必勝祈願をして
見事、大勝したので
見事、大勝したので
そのお礼として奉納した築地塀です。
兵庫西宮神社の大練塀
京都三十三間堂の太閤塀とともに
日本三大塀のひとつとして有名です。
ということで、ふらりと熱田を歩いてきました。
ふぅ、よく歩いた・・・。
きよめ餅
いただきました。
いただきました。
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名古屋城の南、今の三の丸は
当時、上級武家屋敷が立ち並ぶ高級住宅街でした。
その南、本町筋を中心にした100m四方のエリアが町人地です。
さらに南が、南寺町。
名古屋城築城に伴って清洲からはお寺も移転しました。
そのお寺の集まる場所に指定されたのが、南寺町でした。
当時、約50寺ほどあったそうです。
今は、100m道路で分断されてしまいましたが
当時、若宮八幡宮と大須はつながっていまして
芝居小屋やら見世物小屋が立ち並び
縁日ともなれば、わいわい人が集まる娯楽エリアだったようです。
朝日文左衛門たちも、変装して訪れています。
まずは、100m道路を渡る手前を左折して、若宮八幡宮へ。
那古野神社の隣に創建されましたが
1532年の合戦で焼失。
1532年の合戦で焼失。
1540年に織田信秀(信長の父)によって再建され
1610年の名古屋城築城の折に現在の地に移転しました。
この鳥居は
昭和15年の紀元2600年記念行事の際に
建てられたようです。
5月15、16日の例祭には
かつて隣接していた那古野神社との間を
この山車が往復するそうです。
現在は
大須演芸場があるのみです。
大須演芸場があるのみです。
大須観音でお参りしてから萬松寺へ移動。
今でこそ小さなお寺さんですが
七寺というくらいですから
かつては七堂伽藍
(金堂、塔、講堂、鐘楼、経蔵、僧坊、食堂)のお寺さんで
(金堂、塔、講堂、鐘楼、経蔵、僧坊、食堂)のお寺さんで
建立は787年。
開府に伴い、このお寺も清洲越。
移転後も七堂伽藍を誇っていましたが
空襲で焼けてしまい、残ったのは今の経蔵のみ。
古墳、発見!
ちょうど大須演芸場の裏あたりになるんですが
大須古墳群の内のひとつだそうです。
5世紀中~後半に造営されたもので
元は前方後円墳だったらしいのですが
江戸時代、修験道のお寺、清寿院が造営される際に
前方部は取り壊されたそうです。
なので、現在残っているのは後円部。
大須観音の近くにある
安藤美姫や浅田真央を生んだあのスケートリンクは
大須二子山古墳跡でした。
大須二子山古墳跡でした。
あと、近くのテレビ愛知の西にある日出神社も古墳跡です。
織田信秀の葬儀は萬松寺で執り行われました。
信長がその葬式で
父の位牌に抹香を投げつけたというエピソードは有名ですね。
父の位牌に抹香を投げつけたというエピソードは有名ですね。
ところで、この萬松寺には
信長のからくり人形があるんです。
信長が好きだった「敦盛」を舞うんですが
ここ数年前から故障しているんです。
どうも今年の夏にはまたあの舞が見られそう。
なので、大須観音にある徳川宗春のからくり人形を
iPodで撮ってきました。
尾張藩七代藩主徳川宗春は
質素倹約を主とする江戸幕府八代将軍徳川吉宗の政策を批判し
倹約は民を苦しめるだけ、として
城下に芝居小屋や遊郭を誘致し
自由経済政策で、吉宗とは真っ向対立しました。
世の中、けちけちムードなのに
当時、尾張名古屋だけは
毎晩、ガンガン花火は上がり
夜遅くまで、三味線、太鼓が鳴り響いていました。
からくり人形の宗春は
ド派手な衣装に身を包み、白い牛に乗っています。
そして、傍らでは、花魁の春日野が舞っています。
しかし、経済は活性化したものの
その後、財政赤字となり
宗春は失脚させられ、名古屋城三の丸に幽閉されてしまいます。
ガラスに周りの風景が映り込んでいて見にくいですが
しばし、我が世の春を謳歌している「宗春爛漫」をお楽しみください。
ガラスに鳩の糞が・・・。しかも宗春の前に・・・。
余の顔に糞を塗ったのは誰じゃ
最後に金シャチの名古屋城がせりあがってきます。
私、このからくり人形、好きなんですよ。
大須に来て、時間が合えば、必ず見ます。
上映時間 11:00 13:00 15:00 17:00 18:30
尾張名古屋のからくり人形は
他にもありますので、機会があれば撮影しときます。
古地図片手に城下町名古屋を歩いてきました。
頭の中は古地図の城下町ですが、実際はビル街です。
が、3Dメガネならぬ、歴史メガネをかけて
よ~く見ると
ビルの谷間に江戸時代の破片がぽろっと落ちていたりして・・・
いやいや江戸時代より以前の破片も落ちているんですよ。
朝日文左衛門のおかげで
今までさっさと通り過ぎていた尾張名古屋の破片を
しっかり拾うことができました。
長者町繊維街の1本東にある本町筋を歩きました。
本町筋を北に行くと、二の丸の交差点に突き当たります。
南に行くと、大須。
今回は大須に向けて歩きます。
朝日文左衛門は、この本町筋を通って
若宮八幡宮や大須に芝居を見に行っていました。
当時は本町筋が、城下を南北に貫くメインストリートでした。
織田信長の父、信秀が1537年に創建。
名古屋城が築城される前は
実はここに萬松寺があって
実はここに萬松寺があって
その鎮守として置かれました。
開府後、萬松寺は大須に移りましたが
社だけはここに残ったようです。
社だけはここに残ったようです。
1661年に鐘楼が建てられましたが
1763年の火事で焼けてしまいました。
この鐘、音色がとてもよかったらしく
「え~、もうあの鐘の音が聞けーせんの(聞けないの)?」と
たぶんみんなが残念がっていたんだろうと思います。
そこで、翌年、藤原孝政が奮発してくれたおかげで
また城下にあの鐘の音が鳴り響いたのですが
明治6年(1873年)に廃止されました。
本町通を南下。
昭和元年に
東海銀行の前身
旧名古屋銀行の本店として建てられました。
東海銀行の前身
旧名古屋銀行の本店として建てられました。
まだ東海銀行だった頃、ふらっと寄ったことあったよなぁ
徳川家の千両箱とかが展示してあったんだよなぁ
ちょっと懐かしくなって、ビルの前まで行ってみると・・・
あらら、クローズしている。赤塚に移転したようです。
袋町筋を渡ろうと何気に右を見たら
やたら派手なお寺が「おいで、おいで」と私を呼んでいます。
狭い境内に
仏像がぎっしり、ぎゅうぎゅう詰めになっている感じです。
あれもこれも全部ここでお願いしちゃおう・・・
まさに神さまのデパートみたいな感じです。
福生院で、テーマパークよろしく楽しませていただいた後
錦通を渡り、広小路通を渡ると
新しい科学館のプラネタリウムが見えてきました。
あ、もうすぐ100m道路。
当然、古地図にはない道路です。
古地図を見ると、今の三蔵通あたりで町人地は終わっていて
それより南は南寺町というエリアだったようです。
徳川家康は本町筋を中心とした町人地に商人を住まわせました。
ここはいわば町の中心です。
だから、商人たちはこの町人地にお店を構えるために
日夜、商いに精を出しました。
そうやって、尾張名古屋は発展していったというわけですね。
・・・・・・・・・・続く
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