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星野藤馬「殿、大須演芸場が本日をもちまして幕を閉じました
とうとう大須から芝居小屋が消えてしまいました、残念でなりませぬ
殿が享保の改革に反旗をひるがえして
城下にて芝居の興業や遊郭を許可しましたら
全国からたくさんの芸人や商人らが尾張に集まってまいりました
大須にも芝居小屋が建ち並び、それはそれはにぎやかでございましたね」
徳川宗春「享保の改革は多くの民を苦しめておったからのぉ
おぉぉ、思い出したぞ、白い牛にまたがって大須を練り歩いたな
藤馬、楽しかったのぉ」
星野藤馬「夢のような時代でございました」
徳川宗春「しかし、尾張から、どんどん俺さまの足跡が消えていってしまうのぉ
大河ドラマにもなかなか呼んでもらえないしな」
星野藤馬「そうそう、先日、御園座の書庫から
江戸時代に名古屋で上演された歌舞伎の役者評判記が7冊見つかりました」
徳川宗春「あの借金苦の御園座か?」
星野藤馬「建て替えのため、ただ今閉鎖しておりまして・・・
未整理の資料を調べておりましたところ
その7冊が出てまいったそうでございます」
徳川宗春「いつ頃のものだ」
星野藤馬「1747年から1795年に書かれたものだそうでございます
殿が隠居謹慎を命じられたのが1740年でしたから
殿がご存命中の頃のものもあるということでございますね
当時の役者たちの絵とともに演技力を批評しているそうでございます」
徳川宗春「ほぉぉ、江戸や上方のマネをして
そのようなものを尾張でも作っておったのか」
星野藤馬「殿のおかげです
尾張が江戸や上方と並ぶ芸どころであったという証しでございますね
殿の足跡はまだ残っておりまするぞ
これからまだまだ出てくるやもしれませぬ
もう少し待ちましょう、きっとNHKから連絡があるものと存じます」
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