忍者ブログ
わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
[1536]  [1535]  [1534]  [1533]  [1532]  [1531]  [1530]  [1529]  [1528]  [1527]  [1526
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日5月18日から
東大寺法華堂の拝観が再開されました
 
todaijihokedoshuhuku.jpg2010年から始まったお堂と諸仏の修理で





hokedo.jpgここ数年
拝観停止になっていた法華堂
 





やっとお堂でお参りができるようになりました
 
今日このタイミングで
BS朝日「天平の美をまもれ!~東大寺法華堂・修理の記録~」がオンエアされ

1世紀ぶりに行われた法華堂の大規模な修復の様子が紹介されました
 
法華堂の内部、床下、そして仏像・・・かなり損傷していましたね

おかげで正面からしか見たことのない仏像の背中も拝見することができ
東大寺法華堂を存分に堪能しました
 
修理が進むうちに
いろいろな事実が判明しました
 
法華堂の創建は諸説ありますが
740年代というのが大方の見方でした
 
今回の修復で
ご本尊と一体となって作られた八角二重基壇のヒノキの伐採年を
年輪年代調査したところ
729年だったとことがわかりました
 
また須弥檀の部材も伐採年を調査したところ
730~731年だということが判明し
 
法華堂の創建とご本尊の不空羂索観音の造立が
733年である可能性が高まってきました
 
そしてその八角二重基壇の下段に残された台座の跡・・・
 
今日、テレビで見ましたが、きちんと残っていました
7体分の台座跡
 
この台座の痕跡を調べていくと
7体の仏像はいずれも塑像で
寸法や様式などもほとんど共通していることがわかりました
 
以前は・・・
日光菩薩、月光菩薩、執金剛神は
他のお堂に祀られていたもので
後世法華堂に移された客仏だとみなされていましたが
 
今回の調査により
台座の大きさが
日光&月光菩薩、執金剛神
そして戒壇堂の四天王像と一致
 
あの戒壇堂の四天王は
当初は不空羂索観音の眷属だったんですね
 
梵天や帝釈天、阿吽の金剛力士
現在安置されている四天王のみなさんも
きれいに修復されていて
心なしか衣や甲冑の色も鮮やかになって
さらには顔色もよくなって・・・
 
早くお逢いしたくなりました
 
ちなみに日光&月光菩薩、吉祥天、弁財天は
免震機能を備えた東大寺ミュージアムに安置されるそうです
 
1300年前のお堂や仏さまたちが
職人さんたちの手で大切に修理され
また次の時代につながっていきました
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
きょうのお月さん
Today's Moon phase
コメントありがとうございます
[10/26 madamyam]
[10/26 蟹満寺薬師徳光和夫]
[04/29 madamyam]
[04/28 おにぎりヴィヴァルディ]
[04/28 madamyam]
アーカイブ
ブログ内検索
プロフィール
HN:
madamyam
性別:
女性
趣味:
旅行 お寺めぐり
バーコード
カウンター
Copyright © きょうのちょい福 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]