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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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先週の土曜日にオンエアされた
東京藝大・保存修復彫刻研究室の修士2年のふたりを追った番組です
 
この保存修復彫刻研究室の教授は
あのせんとくんでお馴染みの藪内佐斗司さん
 
彫刻家として活動しながら
文化財保護の人材育成にも力を尽くしていらっしゃいます
 
修士の卒業制作は仏像の模刻です
1年かけて制作します
 
ひとりは、大阪道明寺の十一面観音
 
もうひとりは福井若狭の清雲寺の毘沙門天三尊像のうち
吉祥天と善膩師(ぜんにし)童子
 
ふたりとも
古の仏師の技に圧倒されながらも
試行錯誤を繰り返し自分なりの模刻仏像を作り上げていきます
 
模刻といえども
そこには自分なりの表現力が必要とされます
 
古の仏師がどんな思いで彫ったのか
それを読み解きながら
自分で答えを見つけて模刻していく・・・
なかなかむずかしい作業です
 
3D画像での確認だけでなく
何度も現地に赴いて模刻作品と対比しながらチェックしたり
1ヶ月間、現地で暮らして
地域の方たちの祈りの姿を目に焼きつけてヒントを探したり・・・と
いろいろな方法で自分なりの答えを見つけていきます
 
先日、息子が「俺、研究者に向いてないわ」と、ぽつり・・・
まだ大学院に入学して1ヶ月も経っていないというのに
 
息子の場合は
地道な実験を繰り返してそこから自分なりの答えを見つけていくんですが
 
結構、しびれるらしいです
なかなか思うように実験が進まないので・・・
 
研究内容は全く違いますが
悩みもがいている藝大修士ふたりの姿に息子を重ね合わせ
「がんばれ」と応援しながら番組を見ました
 
ところで・・・
 
道明寺のご本尊、十一面観音さんは秘仏です
毎月18日、25日のみ開扉します
 
今回の番組で
細かい部分までじっくり拝見することができました
 
この十一面観音さん
かかとまでしっかり彫ってありました
 
かかと部分は衣に覆われていて見えません
見えないけれども、きちんと彫ってあるんですね
仏師のこだわりを感じます
 
天衣と瓔珞(ようらく:装身具)の細工は驚くほど繊細です
 
Eテレ「藪内佐斗司流 仏像拝観手引」
5月14日の「なにわの古仏をたずねて」で
この道明寺十一面観音さん、再度、紹介されるようです
 
そして道明寺住職の六条照瑞さん・・・
 
雑誌などでお姿を拝見したことがあります
 
すでに90歳を超えていらっしゃる尼さんですが
とても明るくエネルギッシュな方で
この十一面観音さんを「私の旦那ですから・・・」と
大切にお守りしている姿にも心打たれました
 
卒業作品展を見に大阪からわざわざ駆けつけ
学生さんにお声をかけていらっしゃいました
 
この藝大修士のふたりは
博士課程に進んで
文化財修復の研究を続けていくそうです
 
うちの息子は・・・
たぶん、修士で就活するんではないでしょうか


 
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