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とっぴんぱらりの風太郎
ネタばれしないようにあらすじには触れません
あくまでも町歩き・・・
風太郎はかつての忍び仲間に頼まれて
ひさご様の京都見物のボディガードを務めることになりました
折しも京の町は祇園会(祇園まつり)で大にぎわい
ここで洛中洛外図の出番です
洛中洛外図は何種類かありますが
「とっぴんぱらりの風太郎」は舟木本です、たぶん・・・
12月1日で東京国立博物館の展示は終わってしまいましたが
ウェブで見ることができます
六曲一双屏風で
ウェブの画像一覧の向かって左側が左隻、向かって右側が右隻です
左隻の左端に二条城を、右隻の右端に方広寺大仏殿を配しており
徳川VS豊臣という政治的意図が色濃く表現されています
この洛中洛外図が描かれたのは豊臣家が滅亡してからですが
描かれている景観は
風太郎たちがひさご様の京都見物のお供をしたあたりのものと思われます
予備知識なしに見ると「あぁ、細かい絵」で終わってしまう洛中洛外図ですが
いつ、何のために描かれたのかがわかると見方も変わります
さらにルーペで細かく観察するとこの絵の面白さ倍増~♪
万城目さんもたぶんこの洛中洛外図にかなりインスパイアされたのでは?
ひさご様のお宿は御幸町通三条通
寺町通の1本西側なので祇園まつりを眺めるにはナイススポットだったはず
左隻の向かって右から3枚目の上部に祇園会の御輿が見えます
その御輿を取り囲むように扇を振りながら踊るお囃子の人たち・・・
ハンパない熱気だわ、これ
右から2枚目には母衣(ほろ)武者行列や傘鉾も見えます
その行列を見物する人たちが「いいぞぉ」「よぉ」とか掛声をかけていて
ものすごい臨場感です
本当に細かく描きこんであります、素晴らしい~♪
宿を出たひさご様ご一行は五条大橋を渡って方広寺大仏殿に向かいます
五条大橋は秀吉さんが大仏造営のために架けた橋(右隻向かって右から2枚~3枚)
橋の上では酔っ払った男女が浮かれ踊っています
もうすぐ徳川と豊臣の戦が始まる
踊り狂っていないとやってられない・・・っていう感じでしょうか
・・・・・・・・・・続く
風太郎的京都歩き
ひさご様の京都見物~祇園会
ひさご様の京都見物~方広寺大仏殿
ひさご様の京都見物~祇園社で蹴鞠
風太郎と黒弓の御土居堀ウォーキング
光悦をたずねよ
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