[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
朝日新聞の連載小説「春に散る」もすでに12話
土・日も連載されるのがうれしいです
訳ありの男の素性が少しずつ明らかになってきました
この小説はどうもロードムービー的な構成になっているようです
スタートは「ルート1」、次はいづこへ
ところで沢木耕太郎さんといえば「深夜特急」
インドのデリーからイギリスのロンドンまで
路線バスを使って旅をするというストーリーでした
当初は日本からデリーへ直行する予定でしたが
途中2ヵ所のストップオーバー可能な航空券だったため
せっかくだからと香港とバンコクへ立ち寄ることに・・・
寄り道のはずの香港、マカオの印象が強烈で
トルコ以西よりもアジアの方が断然面白かったです
さて、昨日から始まった井浦新さんの「アジアハイウェイを行く」
32ヶ国をつなぐアジアハイウェイを旅します
アジアハイウェイとは
アジアの32ヶ国を横断する全長14万kmにわたる高速道路のこと
主要幹線ルートは8本
私、このアジアハイウェイなるものの存在を知らなかったんですけど
1~8号線まであって、そのうちの1号線は東京が起点になっています
東名高速道路、名神高速道路、中国自動車道、山陽自動車道
関門自動車道、九州自動車道、福岡高速道路を経由して
釜山につながるフェリーに連絡しています
この路線をよく走る方は一度チェックしてみてください
このあと、1号線は韓国、北朝鮮、中国、ベトナム、カンボジア、タイ
ミャンマー、インド、バングラデシュ、インド、パキスタン、アフガニスタン
イランを経由してトルコとブルガリアの国境付近の終点にいたります
井浦さんは、トルコ・ブルガリア国境からスタートして
途中、5号線を走って、グルジア、アゼルバイジャンに入りました
沢木耕太郎さんが旅した頃はソ連崩壊前
その頃とはかなり状況が変わっていて
しかも成長著しいエリアなのでとても興味深いです
特に心に残ったのはグルジア
栃ノ心、臥牙丸の国です
今から6・7年ほど前
南オセチア紛争で緊張が高まる中
グルジア力士たちは徴兵検査を受けるため帰国したことをふと思い出しました
井浦さんが立ち寄ったゴリという町には
この紛争で故郷から逃れてきた人たちの難民キャンプがありました
マハトゥバニという町ではクヴェヴリという壺を作る職人さんの自宅へ
確か栃ノ心の実家はワイン農園だったと記憶していますが
グルジアワインは今から5000年以上前に世界最古のブドウの原種から生まれました
ワインのルーツなんです、グルジアから世界に広まっていきました
ワインというと樽を思い浮かべますが
グルジアワインは樽ではなく土器で保存します
まるで弥生式土器のような壺でクヴェヴリと呼ばれています
この壺の内側にはオーガニックの蜜蝋がコーティングされていて
地中に壺ごと埋めて発酵させるそうです
いまだに原始的な方法で作られているグルジアワイン
ちょっと飲んでみたいです
井浦さんが職人さんのお宅で飲んでいたのは美しい琥珀色の白ワインでした
そして首都トビリシで聞いたグルジアの讃美歌・・・
素晴らしかった・・・感動しました
ポリフォニーと呼ばれる多声合唱で
グルジア聖歌は世界無形文化遺産に指定されているそうです
次回は知られざるイスラム大国~イラン
5月9日オンエア
また楽しみな番組が増えました
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |