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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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天気予報では曇りときどき雨でしたが

当麻寺駅を降りると、太陽ぎらぎらの猛暑・・・

 

思わず駅前の中将堂本舗に駆け込んで

よもぎ餅をほおばりました

 

當麻寺の中将姫は

早々と駅前でよもぎ餅となってお迎えしてくださいます

 

旨い!

 

古民家が立ち並ぶ参道を歩いて15分

仁王門が見えてきました

 

その前に門前のそば屋で腹ごしらえして

いざ當麻寺へ

 

突きあたりが本堂で

向かって左が金堂

右が講堂

 

この當麻寺、伽藍配置がちょっと不規則なので

最初、方向感覚が狂ってしまいました

 

正門である仁王門は東大門

つまり本堂は東向き

 

奈良時代のお寺は大概南面しています

東大寺しかり、興福寺しかり、薬師寺しかり・・・

 

そして当麻寺には東西の三重塔があって

立地に高低差がついているため

並んでいる感覚がちょっとないんですよね

 

しかも東塔は奈良時代

西塔は平安時代なので構造も違うようです

 

シンメトリーではない伽藍配置にちょっと面喰ってしまいましたが

お寺の奥にそびえる二上山が西方浄土だとわかって

やっと体内コンパスが正常に働き始めました

 

本堂は曼陀羅堂とも呼ばれていて

ご本尊は當麻曼陀羅です

 

祀られている曼陀羅は室町時代に転写された文亀本

金網越しなので細かい部分までは見えません

 

中将姫の29才像もお祀りされています

 

藤原豊成の娘、中将姫は継母にいじめられ辛い日々を過ごしておりました

16才のときに夕日の沈む二上山に極楽浄土を見て

當麻寺で尼になったそうです

 

その中将姫が一晩で織り上げたのが當麻曼陀羅です

 

金堂のご本尊は弥勒菩薩

創建時からのご本尊で塑像だそうです

 

私が今回非常に楽しみにしていたのは

こちらの四天王像です

 

白鳳時代のもので

多聞天のみ鎌倉時代のものです

 

日本最古の四天王(飛鳥時代)といえば法隆寺のもの

静かに直立しています

 

片や東大寺戒壇堂の四天王(天平時代)は

荒ぶるお顔とポーズで

足元の邪鬼を踏みつけています

 

當麻寺の四天王はそのちょうど間の時代のもの

静から動への過渡期のスタイルを見ることができます

 

ひげ面でちょい悪オヤジっぽくて

私はこちらの四天王のファンなんです

想像より大きくて逞しくて見とれてしまいましたわ

 

講堂の主尊は阿弥陀如来

 

そして當麻の地で修行した役小角と前鬼、後鬼もお祀りされていました

ここは役小角の最初の修行地だったそうです

 

先日の生駒から

私、期せずして役小角の追っかけをしています

 

中之坊では、役小角によって創製されたという陀羅尼助も販売されていました

 

本堂の奥に広がる奥院

 

ただ今、御影堂は修復中でした

奥院は浄土宗です

 

當麻寺は真言宗なので二宗で護持しているという珍しいお寺です

 

お庭は浄土庭園

 

暑さでふうふう言いながら歩いてきました

 

宝物館の二十五菩薩来迎像

とってもファンタスティック~♪

 

今回、お寺はひとつしかお参りできませんでしたが

當麻寺、見ごたえありました

 

私、どうも役小角に呼ばれているようです

 

同級生「次は吉野かな?」

 

少しずつ少しずつ吉野に近づいてきました

 

また帰りも5時間ほどかけて

大阪まわりで帰宅

 

まだまだ小さいですが

パッチワークのように大阪の町がつながってきました


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名古屋 → 岐阜 → 滋賀 → 京都 → 大阪 → 奈良を走り抜ける

當麻寺で極楽めぐり

 

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今夏初の青春18きっぷで旅しました

 

暑い!

暑いときは、無理して歩かない


快適に18きっぷを楽しむには・・・ 

なるべく長く電車に乗る

ということで、18きっぷをとことん乗り倒してきました

往復11時間・・・

 

いつもの健脚の同級生と6:30に金山駅で待ち合わせをして

金山6:39発の大垣行きの新快速に乗り込み

 

大垣で米原行きの普通に乗り換え・・・と

ここまではいつものように順調でしたが

 

山科駅と京都駅の間で

線路の上に木か枝かはわかりませんが倒木したようで

山科駅で20分ほど停車

 

往復2370円の旅ですから

文句は言えません

 

いらいらしても仕方がないので

ここはのんびり同級生とおしゃべりしながら時間をつぶします

 

今回は京都駅で下車せず大阪をめざします

 

大阪で環状線に乗り換え

天王寺駅のあべのハルカスを見上げ、久宝寺駅へ

 

九宝寺駅ならばきっと駅前に九宝寺があるんだろうと

車窓から探しましたが寺らしきものはありません

 

どうも聖徳太子がこの地に九宝寺というお寺を創建したのが

その名の由来だそうです

現在は廃寺

 

九宝寺駅で大和路線に乗り換え柏原駅へ

 

柏原駅はJRと近鉄が乗り入れていて

ここで近鉄道明寺線に乗り換えて道明寺駅へ

 

道明寺駅で河内長野行きに乗って古市駅へ


古市駅で吉野行きに乗り換えて尺土駅へ

 

めざす駅は普通電車しか停車しないので

尺土駅から大阪安倍野橋行きに乗って

2つ手前の当麻寺駅まで戻る


まるで双六みたい・・・

 

目的地の当麻寺駅に到着したのは

たぶん12時頃だったと思います

 

5時間半の電車旅でした・・・

 

先日は生駒山系を走りましたが

今回は、日本最古の官道、竹内街道沿いを走って

葛城山をぶらぶらしてきました

 

二上山です


向かって左(画像中央)が雌岳、右が雄岳

 

うつそみの 人にあるわれや 明日よりは

二上山(ふたかみやま)を弟背(いろせ)とあが見ぬ

 

大伯皇女が二上山を眺めて

反逆者として処刑された弟の大津皇子(天武天皇の皇子)を偲ぶ歌です

 

二上山に大津皇子の墓があるといわれています

 

・・・・・・・・・・続く


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當麻寺で極楽めぐり




先月、一緒に京都をまわった同級生はGW明けに友人たちと鎌倉に行くらしい

 

「その頃の鎌倉はちょっと淋しいかもよ」

 

4月5日から始まった奈良国立博物館の

「武家のみやこ 鎌倉の仏像~迫真のエキゾチシズム」

 

あの東慶寺の水月観音さんも奈良にいらっしゃっています

 

鎌倉は遠いけど、奈良なら行ける・・・

ということで、仏生会のあと、奈良の鎌倉に寄ってきました

 

かなりの数の仏像が奈良入りしています

鎌倉に1泊してまわったとしても

これだけの仏像にお会いすることはできないと思います

非常に見ごたえがありました

 

ただ今、休館中の鎌倉国宝館からは

薬師如来三尊はじめ、あのかっこいい十二神将も揃って奈良入り

 

この十二神将は、以前、テレビで鎌倉特集をしたときに見ましたが

慶派の流れを組んだ奈良っぽい迫力のある造形でした

 

日替わりらしいのですが

各日、先着1000名さまに十二神将のカードがプレゼントされます


私は、辰神、いただきました

 

北条時政の発願により

運慶が静岡県伊豆の国市にある願成就院の仏像を

手掛けたことがきっかけとなって

東国は仏像彫刻の舞台として一躍脚光を浴びました

 

「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」と年号を覚えましたが

仏師たちも「いい仏つくろう鎌倉幕府」と、続々と運慶のもとに仏師たちが集まり

東国の仏像は大きく変化しました

 

今回展示されている仏像も慶派の流れを汲んだものが多かったです

写実的で動きのある慶派の仏像は

武士のハートをぐっと鷲づかみにしたんでしょう

 

奈良っぽい仏像もありますが鎌倉ならではのものもあって

様式にこだわる保守的な京都の貴族たちとは違って

東国の武士たち、そしてその武士たちのオーダーを受けた仏師たちも

鎌倉らしい新しいイメージの仏像を造りたいと熱く燃えていたようです

 

今回の目玉にもなっている東慶寺の水月観音さん

 

足を横に流していらっしゃいます

片膝を立てる如意輪観音さんはよく見ますが

こういう風に足を横に流して、さらには手を足に乗せてという

いわゆる「うっふん」な観音さんは珍しいです

当時、中国で流行したポーズだそうです

 

京都の貴族たちに言わせれば「この観音はん、はしたないなぁ」

 

そして土紋装飾

 

粘土や漆などを混ぜたものをクッキー型のようなもので型抜きし

彩色して衣の模様を立体的に装飾するという鎌倉限定の手法です

 

さらに目が釘付けになったのは建長寺の5体の伽藍神像でした

 

中国道教の影響を受けたという神像で

お顔が異様というか、真ん中に座っている神像はエラが張っていて

思わず見入ってしまいました

 

鎌倉の仏像・・・とても新鮮でした

 

なら仏像館を見て

最後は国宝の快慶仏で締めようとJR桜井線に乗って安倍文殊院

 

大化改新のときに孝徳天皇の発願により安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が

安倍一族の氏寺として建立した古刹です

 

安倍仲麻呂も安倍晴明もこちらの出身だそうです

 

思いのほか大きいですね、渡海文殊

 

快慶らしい凛々しいお顔が素敵な文殊さんです

獅子に乗った像の高さは7m

 

アニメちっくな獅子は後補だそうです

快慶オリジナルの獅子はどんな感じだったのかちょっと気になります



文殊さんと4体の脇侍は、去年、満を持して国宝に指定されました

   

境内の桜もきれい~♪


今年最後の桜を満喫した奈良旅でした

総歩数16412歩。消費カロリー362.9kcal。脂肪燃焼率51.8g


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興福寺の仏生会

鎌倉の仏さまと奈良の仏さま



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