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わが町知多半島に空港ができました。セントレア空港。いつでも飛んでいけるぞ、空の彼方へ、考えただけで幸せな気分。飛行機見ながら、ちょい福求めてぶらぶら歩いてみようかな、と。
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青春18きっぷ最後の1枚は

やはり奈良でした

 

関西本線沿いの桜は、散り始めているものもありましたが

車窓に広がるピンクのグラデーションは本当にきれいで

奈良に到着する前にすでに満腹感あり・・・でした

 

今日4月8日は、お釈迦さまの誕生日なんです

 

本当は、東大寺に行きたかったのですが

仏生会の法要は8時~と早いので

興福寺の法要に参加しました

10時~

 

電車は10時にJR奈良駅到着なので

久しぶりのダッシュです

三条通の浄教寺でも花まつりが行われていましたが

脇目もふらずにダッシュです

 

なんとか滑り込みセーフ

 

南円堂の前で法要が行われます

 

お経さんが終わると

まずは多川貫首から順番に、可愛い誕生釈迦仏に甘茶をかけます

 

その後、参加者たちも甘茶をかけます

 

この甘茶は、お釈迦さま誕生のときに

空からお身体に降りそそがれた甘露のこと

飲むと身体にいいそうですよ

 

私たちもご接待を受けました

 

ほのかに甘いお茶です

 

ベテランのおばあちゃまは水筒に甘茶をたっぷり入れていただいていました

どうぞ長生きしてくださいね

 

ダッシュの後だったので

私、一気飲み・・・恥ずかしながらお代りさせていただきました

 

今年の初薬師のときもそうでしたが

お坊さまのお経さんに合わせて般若心経をみんなで唱えると

声明がうねる波のようになってちょっと感動的なんです

 

お経さんの途中でお坊さまたちがまいた散華をいただいてきました

可愛い鹿の散華

とてもいい思い出になりました



 

・・・・・・・・・・続く

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興福寺の仏生会

鎌倉の仏さまと奈良の仏さま


 

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琵琶湖疏水に架かる赤い慶流橋を渡り

大きな鳥居をくぐって平安神宮へ

 

平安神宮は明治28年

平安遷都1100年を記念して建てられたもので

ご祭神は平安京創始の桓武天皇と平安京最後の孝明天皇

  

平安京の政庁である朝堂院を8分の5サイズで再現しています

 

門は、あの應天門の変で知られる朝堂院の應天門を

白い玉砂利の奥に建つ外拝殿は大極殿を模しています

その左右には

屋根の中央と四隅に望楼を設けた蒼龍楼と百虎楼がそびえています

  

設計は、伊東忠太氏、木子清敬氏、佐々木岩次郎

 

伊東忠太氏は八坂神社近くにそびえる祇園閣、西本願寺伝道院など

なかなかツッコミどころ満載の建築でいつも楽しませていただいています

 

ここでやっとランチタイム

 

平安神宮の近くにあるグリル小宝へ

人気のある洋食屋さんらしく

平日にもかかわらず行列ができていました

一番人気のオムライスをいただきました

 

平安神宮の周辺は

平安神宮はじめさまざまな様式の近代建築が楽しめるエリアです

 

京都府立図書館です

   

明治42年、現在の地に武田五一氏設計による図書館が完成しました

が、残念ながら阪神淡路大震災で被害を受け建て替え

武田氏設計の旧館はファサードのみの保存です

手前の部分です

 

今週末で最終回を迎える朝ドラ「ごちそうさん」ですが

ムロツヨシさん演じる竹元教授のモデルは、実は、この武田五一氏なんです

 

竹元教授が設計しため以子の蔵座敷

天窓もある、そしてあのコンクリートの階段もある

こぢんまりしていますが愛がいっぱいの
素敵な空間です

 

武田五一氏も市役所、図書館のような公共建築だけでなく

住宅もいくつか手掛けていらして

犬山の明治村に移設されたもの

また名古屋市内にも残っているようなので一度行ってみたいと思います

 

赤い慶流橋から西の方角を見上げると

屋上に八角堂が乗っかった不思議な建物が見えます

 

藤井斉成会有鄰館です

東洋美術、特に中国古美術を多く収蔵する私立の美術館で

こちらも武田五一氏の設計です、竣工は大正15年

 

正面玄関は2体の獅子の石像で守られています

そして正面入口のアーチに彫られているのは龍のレリーフ

バルコニーまで付いていますね

 

東洋と西洋が混在している不思議な建物です

 

府立図書館の向かいに建つのが京都市美術館です

設計は前田健二郎氏、昭和8年に開館しました

 

昭和3年に京都で行われた昭和天皇即位の礼を記念して計画がスタートしたため

当初は大礼記念京都美術館と呼ばれていたようです

 

この日は休館日でしたので扉が閉まっていました

閉まっていたおかげで豪華な扉がよく見えましたわ

 

千鳥破風の屋根・・・わが愛知県の県庁舎と同じですね

帝冠様式といって洋風の建物に和風の屋根や塔を乗せたもので

昭和初期に流行したスタイルだそうです

 

府立図書館と京都市美術館の間にで~んと建つのが

平安神宮の赤い大鳥居です

 

高さ24.2mで日本最大の二重門

空にすこ~んと抜けるので、いつ見ても清々しい鳥居です



な、なんと、この大鳥居の設計は武田五一氏

なんでもOKなんですね

 

神社に参拝するときは

まず鳥居をくぐる前に一礼するんですけど

こんな大きな鳥居なのに車道にかかっているため一礼できません

できれば歩道まで跨いでほしかったです、五一さん・・・

 

さて、ここから青蓮院門跡をめざします

  

あら、青蓮院の前に近代建築を発見!

パビリオンコートです

現在は結婚式場に生まれ変わりましたが

もとは古美術商である山中合名会社の私設美術館だったようです

門は大正元年

奥の和館は明治37年

 

青蓮院門跡です

天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡のひとつです(三千院・妙法院)

 

こちらは青不動尊で有名です

赤不動、黄不動、目黒不動、目白不動と不動尊には5色あって

青不動は5色の中では最上位にあるそうです

 

今回、とても楽しみにしていたのが

華頂殿の蓮の襖絵です

  

木村英輝氏が奉納したもので、色違いで60面あります

 

狩野派や長谷川等伯の襖絵も素敵ですが

私は木村氏のモダンな襖絵も好きです


この華頂殿の縁側に座って相阿弥の庭を見ながらしばし休憩です

 

お隣の知恩院へ

 

知恩院は1175年に法然上人が草庵を結ばれたことを起源としていますが

徳川家康公が母上、於大の方の永代菩提寺として以来、寺領は大幅に拡張され

その後、秀忠公、家光公と経て、現在のような壮大な伽藍が形成されました

 

国宝の三門です

徳川二代将軍秀忠公によって建立されました

高さ24m

  

南禅寺の三門が22m

平安神宮の大鳥居が24.2m

 

大鳥居はコンクリートですけど

こちらの三門は木造建築

木造建築の二重門では日本一の高さを誇ります

 

二条城とともに徳川家の京都の拠点でもあった知恩院

見上げる三門は、かなり威圧感あります

 

楼上は未公開ですが

ここからは京都の町が一望できるはず、やはり睨みをきかせていたんでしょうか

 

知恩院は数珠巡礼のお寺でしたので数珠玉をゲットしてミッション終了です

 

~のはずだったんですけど

京都駅でバスを降りると
頭上から竹元教授の声が・・・

 

「奥、まだ終わってはおらんぞ」

 

そうそう、京都駅前の関西電力京都支店を忘れちゃいけませんね

今まで見た武田五一氏の作品とはちょっとイメージが違うので

見落としてしまいがちなんですけど、これ、武田五一氏の晩年の作です

 

中に入ってみたいんですけど

銀行と違って、電力会社って、なんにも用事ないんですよね


お寺あり、琵琶湖疏水あり、そして近代建築あり・・・

今回も盛り沢山な青春18きっぷの旅でした



総歩数21840歩、消費カロリー544.6kcal、脂肪燃焼量77.8g


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南禅寺・永観堂

琵琶湖疏水

岡崎近代建築エリア・青蓮院門跡・知恩院


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岐阜・名和昆虫博物館

七条通をレトロ散歩

西本願寺を歩く

京都の近代建築は懐が深い(?)

同志社の赤レンガ校舎に想う

納屋橋の看板ビル

琵琶湖疏水

岡崎近代建築エリア

京都・豊臣ワールドの近代建築



地下鉄東西線の蹴上駅から地上に出ると

水が勢いよく流れる音がします、さらさらではなく、ざぁざぁです

 

今回の京都はその水の音を聞きながらの旅でした

 

ざぁざぁの水の流れは、これです、あまりの勢いで泡立っています

 

これ、雪解け水ではありません

琵琶湖から流れる水です、そう、琵琶湖疏水

 

滋賀県大津の水門から


琵琶湖の水は長等山トンネルを通って山科の山麓をめぐり

ここ蹴上に流れます

 

この琵琶湖疏水の工事は明治18年に起工され

23年に通水式が行われています

長等山トンネルの長さは2500m弱、この掘削は困難を極めました

 

なぜこの琵琶湖疏水が必要だったのか

 

東京遷都により千年の都・京都は一時衰退しますが

「東京には負けへんでぇ」の意地とプライドが、強いモチベーションとなって

京都の近代化が推し進められました

去年の大河「八重の桜」ではその近代化のひとつである

学校教育にスポットライトが当てられましたが

この琵琶湖疏水もその近代化のひとつでした

 

長い歴史の中で育まれた西陣織やら京焼やらの伝統工芸をさらに発展させ

工業都市として京都を復興させよう・・・

まずそのためには物流路の確保と水力を動力源として供給することが必要でした

 

そこで注目されたのが琵琶湖疏水

 

この大事業の技師として白羽の矢が立ったのは

工部大学(現在の東大工学部)を卒業したての田邉朔郎氏でした


琵琶湖からトンネルを抜け運ばれてきた水は

蹴上から約36mの落差を下り

京都市動物園の南にある南禅寺船溜まりに流れ込みます

 

この高低差を動力源にしようと当初は計画されていましたが

工事の途中で田邉氏がアメリカの鉱山を視察した際に水力発電の知識を得て

時代は水力発電だ!と急遽計画を変更

この蹴上に発電所を作ることになったようです

 

木が邪魔して全然見えませんが

日本初の水力発電所である蹴上水力発電所です

明治24年完成

 

水路の隣にある線路はインクラインと呼ばれる傾斜鉄道です

電車の線路ではなく台車の線路

 

琵琶湖から物資を舟で運搬する際に

蹴上の勾配を下るために

舟ごと台車に乗せて舟溜まりに移動させていました

 

このトンネルはインクラインをくぐる「ねじりまんぼ」です

ダンス用語でもなくお菓子のネーミングでもなく

ねじれたまんぼ(トンネル)のこと

地下鉄蹴上駅の近くにあります

 

ちょっとわかりにくいかもしれませんが

レンガ部分がちょっとねじれていますよね

強度を増すためにレンガを螺旋状に積んでいるそうです

 

プレートに書かれた文字は「雄観奇想」

素晴らしい眺めと優れた考え

 

今回、このトンネルはくぐりませんでしたが

トンネルの向こう側には「陽気発処」というプレートがあるそうです

 

ところで南禅寺の境内に

古代ローマの水道橋を彷彿とさせるレンガのアーチ橋が建っているのを

ご存じでしょうか

水路閣です、明治21年完成

 

南禅寺の風景に不思議と馴染んでいて素敵です

 

当初の琵琶湖疏水のルートは、この水路閣だったようですが

天皇家の分骨場があったため計画を変更し現在のコースになりました

 

この水路閣の上を眺めることができるポイントがあります

現在も流れています

 

このトンネルから水は哲学の道沿いに通じています

 

水路閣といい、蹴上水力発電所といい

もちろん新たに建設された施設のサポートにまわったり

当初の目的とは違う使われ方をしているものもありますが

これらは遺構ではなく、現在も活躍しているというのは驚きです

 

さてさて疏水は南禅寺の舟溜まりから

平安神宮の赤い鳥居の南に架かる赤い慶流橋の下を流れ


平安神宮の西を通って鴨川に合流します

 

この赤い橋の近くで

疏水から分岐するのが白川分水です




知恩院の西を通り、祇園の町をさらさらと流れる清流は

風に揺れる川沿いの柳とともに

地元の方たちだけでなく、観光客の心も癒してくれます

 

この白川にかかる一本橋

比叡山の千日回峰行者がこの橋を渡るので行者橋とも呼ばれています

もちろん私たちも渡ってきました

 

お子さまがキックボードで渡っていくのにはちょっと肝を冷やしましたが

無事、おかあさまと渡っていきました

 

この白川分水もまた鴨川に合流します

 

琵琶湖疏水のほんの一部ではありますが

今回、その水の流れに沿うようにしてお寺をまわってきました

 

・・・・・・・・・・続く


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南禅寺・永観堂

琵琶湖疏水

岡崎近代建築エリア・青蓮院門跡・知恩院  
 

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