[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
大覚寺門前の交差点近くで「六道の辻」の碑を発見!
このお寺には、小野篁(おののたかむら)さんが
夜な夜な通ったという冥界の入り口である井戸があります
小野篁さんは、日中は朝廷の役人として
夜は閻魔大王の裁判のサポートをしていたというものすごいお方
朝廷でのお仕事を終えた小野篁さんは
六道珍皇寺の井戸から冥界に降りて夜のお仕事をし
裁判が終わったら、今度は嵯峨野の六道の辻から出て帰宅していたようです
冥界というのがどのような構造になっているのかわかりませんが距離にして約10km
移動だけでも相当大変なのに閻魔さまとお仕事していたわけですから
そざかし大変だったことでしょう
ときには、朝廷の同僚と祇園でぱ~っと遊びたい日もあっただろうに・・・
それはさておき・・・
あだし野の露消ゆる時なく 鳥辺山の煙立ち去らでのみ
住み果つる習ひならば いかにもののあはれもながらん
世は定めなきこそ いみじけれ~
「徒然草」の一節です
鳥辺山とは、清水寺から大谷本廟があるあたり
あだし野とは、化野念仏寺のあるあたり
鳥辺山が東の葬送の地で、化野が西の葬送の地でした
清凉寺から、その西の葬送の地をめざして歩きます
二尊院、祇王寺、湯豆腐屋さんなどなどが並ぶ
愛宕街道をてくてく歩いていくと、遠くに赤い鳥居が見えてきます
愛宕神社の一の鳥居です
この三叉路を右へ行くと、ほどなくして化野(あだしの)念仏寺に到着!
境内には8000体を数える石仏・・・
時を経て無縁仏となったものを明治中期にこちらに集めてお祀りしたそうです
西院の河原と呼ばれています
まるでお釈迦さまの説法を聞いているかのように並べられています
この天国への階段のような竹林を上がると、六面六体地蔵にたどり着きます
六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)を
輪廻する衆生を救ってくださるお地蔵さんのお姿を現しています
風で桜の花びらが散るさまに命のはかなさを感じました(ほんまかいな)
さらに愛宕街道を上っていくと
愛宕(おたぎ)念仏寺が見えてきます
境内に入って
大抵の女子が発する第一声は「可愛い~」
称徳天皇によって開基され
その後、移転を繰り返して、大正11年に現在の地に移築されました
昭和56年に寺門興隆を記念して、境内を羅漢の石像で埋めたい・・・と発願し
平成3年に「千二百羅漢落慶法要」を迎えたようです
そのときの記念の散華です
ご朱印と一緒にいただきました
1200人の参拝者の手によって彫られた羅漢さん
よ~く見るととっても個性豊かです
やはり彫った方に似ているんでしょうか
同じ石仏でも
化野念仏寺は鎮魂、愛宕念仏寺は生きる喜びにあふれています
ついつい「ハイ、チーズ」と言いながら、記念写真を何枚も撮ってしまいました
この日最後のお寺が愛宕念仏寺だったのは正解だったかもしれません
私たちふたり、とてもいい気分で巡礼を終えることができました
・・・・・・・・・・続く
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |